シマウマ de 考察

海外駐在5年目突入のリーマンが書くブログ。最近はThe Economistの記事を中心に書いてます。

ピラミッド・プリンシプル序文まとめ

いきなりではあるが、ピラミッド・プリンシプルを再読することを決めました。記憶の定着化をはかるために、読み終えた章ごとに自分なりに要約をすることを決断した。

久しぶりではあるが、早速、序文のまとめをここに記載する。

 

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ピラミッド・プリンシプル序文まとめ

著者であるバーバラ・ミントはプロのコンサルタント向けにわかりやすい報告書の書き方を教育してきた経験がある。そこで多くの報告書を眺めているうちに、わかりやすい報告書とわかりにくい報告書には大きな違いがあることに気が付きました。わかりやすい報告書には、ピラミッド構成が容易に成り立つが、わかりにくい報告書にはそもそも文書の構成に問題があるということを。

ピラミッド構造は、縦方向(トップダウンボトムアップ)と横方向が単純な論理関係で関連づけることができるので、そのルールを一般化することができます。

つまり、実際に文字に起こす前に、一般ルール化されたピラミッド・プリンシプルに則って自分の考えをピラミッド型に構成することで、わかりやすい文書を書くことが可能になるのです。

ではどのようにして、自分の考えをピラミッド型に構成し、原則に従ってチェックすることができるのか?

 

本書ではそれらを3つのステップを踏んで学んでいくことができます。

第Ⅰ部(書く技術)では、ピラミッド・プリンシプルの原理と構成上の基礎を学びます。ここでの学びで、原理を理解し簡単な文書作成が可能となります。

第Ⅱ部(考える技術)では、自分で構成したピラミッドを批判的に眺める技術を学びます。本当に自分の考えが他人に対してわかりやすく構成できているかのチェックができるようになります。

第Ⅳ部(表現の技術)では、ピラミッド型に構成した自分の考えを、読み手や聞き手にわかりやすく伝えるための技術を習得します。

ピラミッド・プリンシプルは本当にシンプルに成り立つので、いくつかの原則に忠実に従うだけで完成させることができます。ひとつひとつ丁寧に原則を覚えて、きちんと習得していきましょう。

まず考え、そのあとに書くという作業を続けていくと驚くほどの上達を遂げるはずです。

 *第Ⅲ部(問題解決の技術)はちょっと特殊なのでまずは基礎を習得してから改めて振り返ることにします。 

1ヶ月プログラミングを勉強してみた学んだこと3つ

1ヶ月間の短期集中プログラミング学習カリキュラムが無事終了。達成率80%くらいというところ。
正直最後の方は辛かった。学習内容が高度になるにつれ、コマ切れだと全然アタマに入ってこないからだ。だからたっぷりと時間を取れるときにしかサクサク進めない。でもたっぷりと時間を取ることもなかなか難しい。二重苦である。
まあ、とにかく終了は終了である。
 
このカリキュラムを通じて学んだことは3つある。もちろん学習内容とは別に。
 

プログラムを書く楽しさ

まず、プログラミングはなかなか面白いものであるということを学んだ。
今までの人生、プログラミングに全く触れずに生きてきたため、そのワードを聞くだけで苦手アレルギーが出る程であった。
おかげさまで今ではそんなことはなくなった。むしろもっと知りたい、もっと学びたい、っていう知的好奇心が生まれるまでになってきた。実際に自分でプログラムを組んで、それが思い通りに動くとなかなか気分が良い。この感覚はなかなか癖になる。
 

無知の知

次に、プログラミングは面白いことであるが、それができるようになるだけでは、IT、ウェブの仕組みはまだまだ分からないことだらけである、ということを学んだ。
ITの分野に対してど素人だった自分は、プログラミングを理解できればITの分野も理解できるだろう。なんて気分でいた。
しかし現実はそうではなかった。プログラミングはあくまでプログラムを組むだけ。他にもネット環境を構築するためのインフラも知らないといけないし、UNIXコマンドというローカルサーバーを動かすためのコマンドもある程度覚えておかないといけないし、などなど。
お察しの通りまだなんとなくしか分かってないけど、それが分かっただけでも昔の自分のことを考えれば十分。これからひとつずつ学んでいけばいいのだから。
 

ウェブリテラシーを身につける

そして最後にもうひとつ。それは、プログラミングを含めた、ウェブリテラシーをこれから先しばらくは学んでいかないといけないということだ。具体的にどうなればいいのか?に関しては、『ウェブ時代をゆく』で具体的に述べられているので、そちらをごっそり引用させていただくとする。

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ウェブリテラシーとはたとえばこんなことである。

1. ネットの世界がどういう仕組みで動いているのか原理は相当詳しく徹底的に理解している。
2. ウェブで何かを表現したいと思ったらすぐにそれができるくらいまでのサイト構築能力を身につけている(ブログ・サービスを使って文を書くとかそういうことではなくて)。
3. 「ウェブ上の分身にカネを稼がせてみよう」みたいな話を聞けば、手をさっさと動かしてそこに新しい技術を入れ込んだりしながらサイトを作って実験ができる。広告収入の正確な流れも含め「バーチャル経済圏」がどういう仕組みで動いているかの深い理解がある。
4. ウェブ上に溢れる新しい技術についての解説を読んで独学できるレベルまで、ITやウェブに対する理解とプログラミング能力を持つ。

まとめてみると

つまりこうだ。
なんとなくこれからの時代プログラミングをやらんといかんなーと思ってプログラミングをわりと本気出して勉強してみた。
 
すると、プログラミング自体が楽しいということをまず発見する。
 
それから、IT、ウェブ関係のことも知らないといけないな〜と分かる。でないとプログラミング自体できない。
 
だから、梅田さんの言うウェブリテラシーをこれから中期的に身につけて行こう。
 
ということに至ったのだ。
方向として間違ってはないはず。
 

高速道路なう

今プログラミングを学んでます。文系出身のため本当に真っさらな状態からのスタートです。

勉強し始めて2週間くらいが経ちますが、これがまた面白い。有償のサービスを通して受講しているのですが、カリュキラムが受講者を飽きないように作られているということもあるでしょうが、プログラムの仕組みを理解するということそのものも面白く感じてます。

新しくモノを創り出す。創り出せる可能性を見い出せる。っていうことは自分にとっては楽しいことなんだなっていう再発見ができました。

 

でも、やはり難しく感じることも多々あり、躓いてしまうこともあります。

こんなん勉強して意味あるのか?なんて思っちゃうことだってあります。

 

そんなとき、モチベーションを持続させるために、プログラミング関係、ネット関係の読み物に触れたりします。

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こちらの本は、今の自分の状況を極めて明快に表しているのでとても感銘を受けました。

ここに記しておきます。

 

「学習の高速道路と大渋滞」 (注意:以下は私なりの要約です。)

昨今はインターネットの登場により、学習の高速道路があらゆる分野で整理されてきた。

プログラミングでも物理学でもそう。

高速道路が出来上がってきたことに寄り、“ある程度”のレベルまでは短時間で到達するようになった。

しかしながら、高速道路が整備された故に生じたことは、誰しも「その道のプロ」寸前で大渋滞にはまることだと著者は言う。

「その道のプロ」として飯を食っていくかどうかは、大渋滞に差し掛かったあとでどう生きるかによると。

その場合、選択肢は二つあって、一つは大渋滞を突破するために努力し続けること。

もう一つは、大渋滞に差し掛かったところで高速道路を降り、既存のリソースを掛け合わせた複合技で新しい道を歩み出すこと。

そのどちらの道を目指すにせよ、自らの「向き不向き」と向き合い、自らの志向性を強く意識し(それが戦略性そのもの)、「好きを貫く」ことこそが競争力を生むのだ。

 

これによると、今まさに僕はプログラミングを学ぶための高速道路に乗っているところです。

あと1 ~ 3カ月くらい真剣に取り組めばある程度のレベルまで到達可能かなと楽観的に考えています。

でも決してそれだけで飯を食えるわけではありません。

天才!成功する人々の法則の著者であるマルコム・グラッドウェル氏は

はその道のプロになるには、およそ1万時間要すると言っています。

1日5時間毎日続けたとしても、5年半くらいの月日が必要になります。

そんな多大な時間をかけるためには、情熱が必要です。

プログラミングに対して、その情熱を持てるかどうかは分かりませんが、

とにかく乗りかかった船なので、大渋滞に差し掛かるまではとりあえず高速道路を走り続けようと思います。

 

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もし僕がいま25歳なら、こんな4つのやりたいことがある

松浦弥太郎さん著の本を読みました。

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彼の考えや言葉はいつもモノゴトの本質を突いているので、この本も読みごたえがありました。
 
しかしながら、この本にツッコミを入れたいことがあります。
 
50のことって多いやろ!?
 
この本に載っている50のこと(正確には51のこと)なんて覚えてられないし、覚えられないから実践もできない。読んですっきりするだけで終わってしまう><
 
というわけで、そんな悩みを解決するために、
今回は私の独断と偏見で、松浦弥太郎さんが仮に25歳だとしたらやりたい50のことを3つくらいにカテゴライズしちゃいました。
 
まず松浦さんのそもそもの大いなる目標を推測してみました。
なぜこれらの50のことをしたいのか?したかったのか?
すると、このような結論になりました。
松浦さんの大いなる目標、目的地は「自分が楽しいと思うことで、人に多くの感動を与える人にになりたい」であると。
それを実現させるために、必要であろうこと、今思えば(当本執筆時の松浦さんは48歳)必要だっただろうなということ挙げているのです。
それが数えてみると50個になってしまったということです。
その大目標を踏まえて、私なりに以下の4つにカテゴライズしました。
 
1. 自分を知る
2. 自分を磨く
3.感動を与える経験(ビジネス)をすること
4. 仲間と関係を築くこと

自分を知る

どこぞの就活対策本みたいに聞こえますが、このことが大事だと松浦さんは言ってます。常に自分を掘り下げること、掘り下げて、自分の好きなもの、得意なものを見つけることがまず大事であるというメッセージを伝えてくれています。

具体的なトピックをあげていくと、

・本は一冊
・なぜ?なに?なんだろう?
・”好き”を、深掘りする
・少数意見を育てる
・何でもベスト10
・「やりたくないことはなにか?」
・「自分メディアを発信する」
・つねに見直す優先順位
・自分の価値はなにか?

 自分を磨く

自分を知ることができたら、次は自分を磨くことが必要になる。近道などはなく、地道にコツコツと素振りをしていくことがポイント。逃げずに一人で立ち向かわなければならない。

・"小さな成功"を、積み重ねる
・”素振”りを怠らない
・失敗を成功に変える
・4ステップを踏む
・メモ帳を持ち歩く、アイデアを書く
・身なりで人を判断しない
・人と群れない
・貪欲に本を読む
・まねをする
・英語から逃げない
・新聞を2紙、読み比べる
・観察力を鍛える
・基本に忠実

感動を与える経験をすること

ここのポイントはこの本のとても特徴的なところ。松浦さんの根本的な考えにある「収入とは、人に与えた感動の質量に比例するものです」というものがあります。若い頃から、彼は、自分の磨いたものを、自分の手を使って人に感動を与えることがしたかったのでしょう。そのために、若い頃からその経験値を増やしていくことが非常に重要だと考えてたんだと思います。

・3カ月でリーダーになる
・利益5パーセント
・博打から学ぶ
・ラクしてもうけない
・「スターバックスコーヒー」でアルバイト
・5年たったら自立する
・低迷業界を狙う ねじれの感覚
・もし経営者だったら?
・トップのそばにいる

 人とのつながりを大切にする

この本を読んだだけでも人のつながることが、人生においてとても大事なんだなと感じる。なぜそれが必要なのかと言うと、打算的な考えをだと、人とつながることで、自分にチャンスが訪れる機会が増えるから。そうじゃない考えをすると、純粋に楽しいからだと思う。損得感情のない、もてなし、もてなされの関係って人生において最も幸せなことのひとつだと思うから(個人的には)。本当に重要なのでしょうね、人の関係って。そしてそれは年月を重ねることにより強く思うことなのでしょう。

・保証人にならない
・一日1人新しい人と会う
・「呼ばれる人」になる
・お礼上手、ほめ言葉上手
・パス回しができる友だちを作る
・流行り言葉をつかわない
・小さな約束こそ守る
・決して争わない
・「異性関係」に注意
・遠慮は無礼
・「会議」はチャンス
・味方を増やす
・自分のブランディング
・「むりです」「できません」は口にしない

その他(まとめきれず)

・社会の歯車になる
・トイレの活用
・図々しくなる
・風邪をひかない
・「アップル」や「グーグル」よりも
・「日本人としての誇り」をもつ

 

これから心がけること

松浦さんの目指している「自分が楽しいと思うことで、人に多くの感動を与える人になりたい」には深く共感しています。

だから、50の細かいことをがんばって丸暗記して行動に移すのではなく、大まかにくだいた4つのことだけをとりあえず意識して行動に移そうかなと思いました。

うん、やっぱりこの人は本質を語ってるな。見習いたい。

近畿大学卒業式で堀江さんが本当に伝えたかったこと

平成26年度近畿大学卒業式にて堀江貴文さんが卒業生に向けてスピーチを行いました。

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心に深く刻まれた内容でした。スピーチの長さが16分と絶妙。
自分の頭で再度咀嚼したかったので、堀江さんが話していた内容をまとめました。

ちなみに今回のスピーチの受け手は、敷かれたレールの上を今まで走ってきた学生たちです。

スピーチの全体の流れは、以下になります。

今回は久しぶりに「ピラミッド・プリンシパル」で学んだS(状況)・C(複雑化)・Q(疑問)・A(答え/話し手の言いたいこと)の流れに当てはめてみました。

S: インターネットやスマートフォンの登場によって、グローバル化が促進されている。その結果、社会構造が劇的かつ猛スピードで変わっている。

C: すると今まで頼ってきたレール自体がなくなってしまう。レールの上を走ってきた人々(ここでは近代学生を指す)は途方に暮れて困ってしまう。

Q: じゃあどうすればいいのか?レールのない世の中をどうやって生きていけばいいのか?

A: 「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」

上記流れだと論理は間違っていないし、内容も素晴らしい。最後の言いたいところもワード的に目をひくので括りとしては最高。
ただ最後の言葉がキャッチーすぎるだけに、もしこの部分のワードしか記憶に残らないのであればもったいないなと感じる。これだけ覚えるだけだと、堀江さんの伝えたい本質は捉えきれないと考えるからだ。決して堀江さんのスピーチを非難しているのではなく、これを聞いた受け手側が本質を捉えられるかどうかの心配をしているのだ。

 

では堀江さんが今回のスピーチを通して本質的に伝えたかったことは何なのか?

 

「世の中の変化を知り、自分の頭で判断して、失敗を恐れずチャレンジ(行動)しろ」ということなのではないかと、今回のスピーチ全体を通して私は感じました。

世の中の変化を知ろう

まずやるべきことは、世の中の変化を知ることだと堀江さんは言っています。世界中にいる頭の良い人たちが、どんどん新しい技術を開発していきながら、世の中の仕組みをどんどん変えていってます。まずはそれに気づくことが大事である、と。

そのためには、できるだけ多くの情報に触れる必要があります。そして情報に触れるために手段についても言及してます。

たとえば、スマートフォンのニュースアプリを使えば、気軽にどこにいてもたくさんの情報に触れることができる。SNSを通じて面白そうな人が発信している情報に触れることもできる。英語も世界の情報に触れるためのツールであるとも簡単に触れてました。

これらのツールを駆使して、できるだけたくさんの情報に触れることで、世の中の変化をまず知る必要があるのです。

今変化しつつある世の中を事実として捉えること、そのためには今までの既成概念、今まで当たり前であったことと決別することでもあります。なぜならば、現状グローバル化によって、当たり前であったことが当たり前でなくなっているから。だから、常識に捉われないように事実に向き合うことが必要なのである。そういった意味でも情報に触れることはかなり重要な一歩となるのだ。

自分の頭で判断しよう

次にやるべきことは、仕入れた情報を自分の頭で整理して理解することであると堀江さんは話しています。自分の頭で理解できるようになると、それが知見となり自分の頭で判断することができるようになります。このことは逆に言うと、ただ情報を収集するだけでは意味がない。ということを言っていますね。

自分の頭で整理するには、仕入れた情報をアウトプット(発信すること)が一番良いと言っています。たとえば、ブログに記事を書くこともそうですし、SNSなどに記事をコメントを添えてアップするだけでも価値はあると言っています。情報の発信を毎日続けること。そうすることで自然と自分の頭で考える癖が身に付くようになるのでする。

失敗を恐れずにチャレンジ(行動)しよう

収集した情報をもとに自分の頭で判断できるようになったら、最終的には行動することが大切である。これは常日頃から堀江さんが言っていること。アイデアだけでは価値がなく、行動することに価値がある。とにかく行動することが大事だ。どんどんチャレンジして行こう。みたいなかんじのことを絶えず言っています。

行動を妨げる一つの要因は失敗を恐れてしまうことです。だから彼は、まずは失敗に対して寛大になろうと言っています。失敗しても忘れちゃえばいいわけですし。もちろん再び失敗しないように、原因を突き詰めて、再発防止策を考える必要はあります。でもその後は忘れちゃえばいいのです。あんまり深く悩む必要はないのです。

チャレンジしない人は失敗をしないかもしれない、でも絶対成功もしない。一方、チャレンジする人は失敗もするが、成功する可能性も秘めている。だから失敗を恐れずにチャレンジしよう。

 

「世の中の変化を知り、自分の頭で判断して、失敗を恐れずチャレンジ(行動)しろ」

これをひたすら実践することで、レールの敷かれていない社会に飛び出しても自分の足で歩んでいくことができる。 

これが今回堀江貴文氏が近畿大学卒業生に伝えたかった本質的なことなのではないだろうか。

リオ五輪にやってくる38万人をAirbnbが救う

短期空き部屋レンタルプラットフォームサービスを繰り広げているAirbnbについての更新記事です。

2016年に開催されるリオ・オリンピックのスポンサーにAirbnbも選ばれたというニュースが入ってきました。

newspicks.com

 

昨年行われたサッカーブラジルW杯でも非公式に活躍したAirbnbですが、この度正式にリオ・オリンピックのスポンサーとして表舞台に出ることになります。

なぜAirbnbに白羽の矢が立ったのか?

大手ブラジル旅行会社は、リオ五輪が開催される17日間でおよそ380,000人の来訪者が訪れると想定しています。

しかし、現状はオリンピック関係者(選手やチームのスタッフ、家族やIOCの人々)のために必要とされる40,000床しか用意できていません。

つまり、来訪者に対しては準備が整っていない状態なのです。

今からの建設を始めるにしても時間も間に合わないし、コストも莫大にかかってしまいます。

そこで、その宿泊施設不足の問題を解決する策として、Airbnbを活用するということに至ったのでした。
前述した通り、Airbnbは2014年に同じくブラジルで開催されたサッカーW杯の際に約100,000人の来訪者を泊めた実績もあるので、この度オリンピック協会は正式に打診することになったのでしょう。
オリンピック側はAirbnbに対して最低20,000床を準備して欲しいと依頼しているようです。

20,000床の準備だけで380,000人の来訪者の寝床をまかなえるのか?

380,000人。20,000床。規模が全然合わないじゃないか!!とぱっと見ると思ってしまいましたが、そのからくりを計算してみました。

オリンピックが開催される期間は2016年の8月5日から8月21日にかけての17日間。つまり(まあ考えたらわかることであるが)いっぺんに380,000人もの大群が押し寄せる訳ではないのです。

仮に均等に来訪者が来るとすると、1日あたり22,352人となります。
すんごい雑な計算ではあるけど、この人数だと20,000床くらいあればけっこうな人数をまかなえるっていう計算になるのかな。
もちろん宿泊施設はAirbnbだけではないので、Airbnbにはひとまずこれくらいの働きをしてもらえればそれでいいという計算なのでしょう。

改めて考えてみてもやはりAirbnbのサービスはすごいですね。
初期投資ほぼゼロでどんどん宿泊施設を増やしていけるから。

ロンドンオリンピックのときにも非公式で活躍してたみたいだし、これからイベント x Airbnbのコンビネーションはどんどん増えていくんじゃないかなと思う。

この現象は世界のどこに行っても今後見られていく現象ではないだろうか。日本だと2020年に開催される東京オリンピック時にはもちろん、他にも、宿泊施設が完備されていない地方のイベント、たとえば音楽フェスなどを開催した際にも近くの民家を利用したAirbnbサービスが流行るのではないだろうか。

前にも言ったけど、今後のAirbnbの展開にますます期待!!

そしてそれと同じようなシェアリングエコノミー系サービスにも期待ですね。

 

元記事はこちら(英文)

riotimesonline.com

終わりと始まりの季節

4月です。企業や学校に属している方々だと今日から新しいシーズンを迎える人も多いのではないでしょうか。
まだ企業に属している私も同様に本日から新しい年度の始まりになります。

始まりがあれば終わりもあるというのが世の常です。
かくいう私も3/30に久々に別れというものを経験しました。

東京に来て5年以上苦楽を共にした友人が、仕事で海外赴任することになったのです。もちろん喜ばしいことなのですが、友人の存在が大きすぎたため、やはり悲しさも拭いきれませんでした。

そんな哀愁を漂わせている私にある言葉が目の中に飛び込んできました。

ほぼ日刊イトイ新聞が毎日提供してくれている「今日のダーリン」からの言葉です。(正確に言うと「ほぼ日記手帳」に書かれていた「今日のダーリン」からの抜粋)

www.1101.com

終わりとか、別れとかのなかには、

もれなく、ハードボイルドなメッセージが込められているのです。

「おまえは、これからどうする?」です。

いつまでも、たのしませてもらうことじゃなく、

「おまえ=つまり、おれ=それぞれの人」が、続きの物語を歩き出せ。

心に響きました。そして決心しました。

これからはあいつに楽しませてもらうじゃなくて、自分自身で楽しいことを生み出していこうと。自分の物語を歩いていこうと。そして再開したときに、面白いワクワクするような各々の物語を話してやろうと。

スティーブ・ジョブス氏じゃないけれど、毎朝鏡の前で自分に問いかけようかな?

「今日やろうとしていることは、ワクワクするようなことなのか?」