シマウマ de 考察

海外駐在5年目突入のリーマンが書くブログ。最近はThe Economistの記事を中心に書いてます。

イーロン・マスク氏の大いなる夢を聞いて考えたこと

未来を変える男がいるという。

イーロン・マスク氏という南アフリカ共和国出身のアメリカの起業家である。

スティーブ・ジョブズ氏を超える人物とも言われており、2013年には米ニュース雑誌であるTIME誌で2010年「世界でもっとも影響力のある100人」の中で、「人類を未来へ導くエスコート役」として選ばれました。同年には世界最大の英文ビジネス誌であるFortuneのビジネスパーソン・オブ・ イヤーに選出されてます。

彼の何がそんなに凄いのかというと「考えるスケールの大きさ」と「その考えを実行して結果を出し続けているところ」です。

 

人類の未来について考える

大学で物理学を専攻していた彼は、その当時「未来の世界や人類の将来にもっとも影響する問題は何だろう」と考えたそうです。そこから出た答えが”持続可能なエネルギーの問題”だったそうで、その問題を解決するために重要となる分野が”インターネット”、”宇宙”、”クリーンエネルギー”の3分野であると彼は判断しました。

彼はこれら3つの分野に取り組むことになる。

 

3つの分野で結果を出し続ける

”インターネット” = 1999年にPayPal社の前身であるX.com社を設立
”宇宙” = 2002年に宇宙輸送を可能にするロケットを開発するSpace X社を起業。CEOならびにCTO(最高技術責任者)に就任。
”クリーンエネルギー” = 太陽光発電会社Solar Cityを2006年に共同設立し会長に就くと、2008年には電気自動車会社であるテスラモーターズの会長兼CEOに就任した。

 

イーロン・マスク氏の大いなる夢

今や世界的に有名となったTEDカンファレンスにてTEDのキュレーターであるクリス・アンダーソン氏との対談動画があります。
ここではイーロン・マスク氏がの彼の大いなる夢について語っているので是非ご覧ください。


イーロン・マスク 「テスラモーターズ、SpaceX、ソーラーシティの夢」 | Talk Video | TED.com

これを観ると自分の考えがいかに小さいものであったかを感じてしまいます。「新しい仕組みを作りたい」って考えてたとしてもそれは自分本位であることが多いなとか。たとえ「社会の問題を解決したい」って考えたとしても、日本という小さい規模でしか捉えてなかったりするし、時間軸が今現在しか捉えられてなかったりする。

イーロン・マスク氏によってかなり自分は小さく縮こまった考えしかできてなかったなって思ってしまったわけです。しかしこれを機に、これから彼のようにもっともっとデッカい視点で物事を考えるようにするように努めていこう思います。なぜならそのデッカい考えから生み出されたプランは飛び切り素晴らしいものになる可能性を秘めているからです。

そんなわけで、イーロン・マスク氏、そして対談機会を作ったTEDカンファレンスの関係者の方々には深く感謝します。