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シマウマ de 考察

シマウマハウスに住んでいます。ゲストハウス、TED、デザイン、コミュニティ、その他いろんなことについて考えたことを書きます。

読書猿氏の説明するフォーマルな文章に変換する4つの技術を試す

文章を書くのが下手だ。それは自分の考えを論理立てて表現できないからだとずっと思っていたが、それ以外にも下手な理由があることに気がついた。語彙力が圧倒的に足りてないのだ。語彙力が貧しいためインフォーマルな文章しか書けない。そういったわけで自分の文章を後で見返すと、具合が悪くなるくらい幼稚な文章に思えてしまう。だから余計に文章を書くのが嫌いになる。文章を書かなくなり、腕前が上がらない。だから下手なままなのである。

そんな自分に救世主が現れた。それが読書猿氏のブログにあるこちらの記事だ。

readingmonkey.blog45.fc2.com

この記事では、インフォーマルな表現をフォーマルな表現にする具体的な方法を教えてくれているのである。具体的に書かれているので実用的であることにまず感動したが、さらに感動したのは、表現を磨き上げることによって思考の解像度も高めることができるという点だ。読書猿氏曰く、インフォーマルな表現をフォーマルにしていくのに必要なことは、主張を特定化して厳密化していくことであり、そのプロセスをたどることによって、考え自体も洗練される、とのことであった。具体的な方法は以下である。

 

1. 動詞・形容詞の特定化

広い意味で捉えることができる表現を特定化するのである。たとえば「思う」にしてもさまざまな「思う」がある。フォーマルな表現ではこの「思う」を特定化して、より狭い語にする必要がある。

冒頭の文章の「思う」をこの方法で置き換えると、このようになる。

自分の考えを論理立てて表現できないからだとずっと思っていたが

自分の考えを論理立てて表現できないからだと決め込んでいた

イマイチしっくりこないが、「思う」よりはマシだろう。この作業を繰り返し行うことによって、思考そのものの解像度を上げていく。

 

2. 動詞、形容詞の名詞化と名詞の限定化

動詞や形容詞を名詞に置き換えつつ特定化することで、フォーマルな文章にすることもできるのだ。今回も冒頭の文章を利用する。

語彙力が貧しいためインフォーマルな文章しか書けない。

貧弱な語彙力のためインフォーマルな文章しか書けない。

名詞化で特定するのはそれほど困難ではない。その割にどことなく引き締まった文章に変換することができた。

 

3. 主語の非個人化

無生物主語を用いることで、人称代名詞を排除し、フォーマルな文章にすることができる。今回の文章では事例を使いにくいので割愛する。

 

4. データによる脱形容詞化

程度を表す形容詞は書き手の主観が介在するため、データを用いて客観的文章にする。たしかに客観的な文章は、どこか幼稚なイメージが排除される。今回は無理くり脱形容詞化を試してみた。

語彙力が圧倒的に足りてないのだ

成人平均の語彙量は45,000 - 50,000語に対して、私の語彙量は40,000語しかないのだ。

語彙推定テスト: こちらのサイトで語彙推定テストを受けられる。

なるほど、具体的なデータを示すことで、私がどれだけ語彙力が少ないかがより分かる。悲しいことではあるが、これが現実だ。

せっかくなので、最後に冒頭の文章をまとめてフォーマルな表現に変えてみた。

文章を書くのが下手だ。それは私見を論理立てて表現できないからだと決めつけていたが、他にも原因があることを此のほど察知した。不足している語彙力だ。成人平均の語彙量は45,000-50,000語あるのに対して、私の語彙量は40,000語に満たない。この貧弱な語彙量のためインフォーマルな表現しかできない。報告書などを後で振り返ると、幼稚な文章に具合が悪くなる程だ。それゆえ余計に文章を書くのが嫌いになる。当然文章を書く機会が減り、スキルは向上しない。だから下手なままなのである。

微かにではあるがフォーマルな引き締まった文章になったのではないだろうか。これを毎日怠らずに続けることで、いつかきっと洗練された文章を綴れるようになるだろう。