Netflix(ネットフリックス)作品が面白い理由
久しぶりのThe Economistからの記事。
少し前になるが、Web版7月4日号のThe EconomistにてNetflix(ネットフリックス)に関する記事が掲載されていた。”How Netflix became a billion-dollar titan”つまり、どのようにしてNetflixが企業価値10億ドルの巨大企業になったのか、という話。
もともとDVDレンタル屋だったNetflixは2011年からビデオ・ストリーミング事業に着手。手始めに「House of Card -野望への階段」の放映権を、およそ1億ドルで購入。今のようにストリーミング事業が隆盛ではなかった当初は、Netflix社のこの行為は周囲にとっては懐疑的であった。逆を言うと、この時点でこの規模の投資ができるNetflixには、かなりの先見の明があったことが分かる。
それ以降もコンテンツへの投資を続けて、爆発的に人気のあるコンテンツを製作、ストトリーミング市場の世界的な成長も合間って、Netflixは”Titan"と表現される程の巨大企業となった。
2018年は年間12 - 13億ドルの投資を行う予定で、82本の映画を公開する予定だとか。この公開本数はとてつもなく多く、たとえばハリウッドでお馴染みのワーナーブラザーズの映画公開本数は23本である。ディズニーは10本。
要するに、Netflixの作品が面白い理由は、
- いち早くストリーミング事業に着手し
- この事業のキーとなるコンテンツに投資し続けたから。
と言えるのではないだろうか。