シマウマ de 考察

ニューヨークで見たもの、感じたこと、考えたこと

ファクトフルネス:Hans Roslingが伝えたかったこと

 

ファクトベースで世界と向き合おう。

スウェーデンの医師であり公衆衛生学者でもあるハンズ・ロズリング博士が最後に残してくれたのが、この考えである。(ハンズ氏は2017年2月に他界。本書はハンズ氏とハンズ氏の息子オラ氏とその妻アナ氏による共著)

世の中の人々は、世界に対して間違った理解をしており、総じて世界は悪くなっていると考えてしまっている、とハンズ氏は言う。実際には良くなっているにも関わらずである。この本では、なぜ人々は世界が悪くなっていると考えてしまうのか?実際には世界がどんな風に良くなっているのか?ということを伝えてくれている。

ビル・ゲイツ氏が2018年の夏に勧める5冊の本のうちの1冊に選んだことで有名。その勧め度合が半端なく、2018年にアメリカの大学を卒業する生徒全員に電子ブックを無料配信するほどだ。

もちろんゲイツ氏自身も、この本から学んだことはたくさんあると言っており、特に衝撃だったのが、”先進国”と”途上国”に変わる新しいフレームワークをハンズ氏が提唱していることだそうだ。彼のブログであるgates noteにそう綴っている。

”先進国”と”途上国”をアップデート

確かに50年前ならば先進国と途上国という概念は正しかったのかもしれない。しかしこの考えはすっかり古いものになってしまったので、考えのアップデートが必要である、とハンズ氏は言う。実際、中国とコンゴ共和国を一括りにして”途上国”と呼んでしまうのは雑すぎる、ということは誰もが感じるだろう。

ではどのように見ていけばいいのか?ハンズ氏は4つの収入レベルに応じてグループを区別するべき、と述べている。

Level 1: $ 2以下で1日を生活する人々。世界銀行が定義づける貧困層だ。このレベルは世界に約10億人いる。裸足で生活し、調理は焚き火で行う。1日の大半は水を確保するために歩いており、夜は床で寝る。

Level 2: 世界に30億人いると言われているのがこのレベル。$2 - $8 で生活をしている。靴を履いており、中には自転車に乗っている人もいる。このおかげで1日かけて水を汲みに行かなくて済む。料理にはガスストーブを用い、マットレスで寝る。このレベルからほとんどの子供が小学校に行けるようになる。

Level 3: 20億人が$8 - $32で生活している。このレベルになると、家には水道も冷蔵庫もある。中にはオートバイを保有している家庭もあり、このおかげで遠方にある賃金の高い職にも就くことができる。多くの子供は高校まで行ける。

Level 4: 10億人いるのがこのレベル。$ 32 以上で1日を過ごす。日本人のほとんどがこのレベルに入る。いわゆる”先進国”の普通の暮らしだ。多くの子供は高校まで卒業するし、頑張れば車も買えるし、旅行に出かけることもできる。

なぜ事実を知ることが大事なのか?

このフレームワークを用いれば、より事実に近い見方ができる。ではなぜ事実を知っておく必要があるのだろうか?このことから我々は何を得られるのか?

国連機関や、ユニセフ等で働く人々には直接恩恵をもたらすだろう。問題解決をするために最初にやらなければならないことは現状認識である。現状が理解できて初めて、問題がどこにあるのか、何が原因なのかを突き止めることができる。その結果、解決に向けてリソースをつぎ込むことができる。

企業にとってのメリットも考えやすい。このフレームワークIMF国際通貨基金)が見通す今後のGDP成長率とを一緒に考えてみると、たとえば20年後にはどんな国がLevel 4を占めるようになるのかが分かる。実はその大多数、およそ73%が今"発展途上国"と言われている国々。これを把握しておくと、どんなマーケティングをしていくかも考えやすくなるだろう。

個人においてもいくつか思い浮かべることができる。たとえば投資先の国を考える上での正しい情報源になるだろうし、レジャーで旅行に行く選択肢も増えるかもしれない。何よりも「世界が今より良くなっている」という認識があれば、よりポジティブに日常とも向きあえるのではないだろうか。

チンパンジーより世界のことを知らない我々

しきりに人間とチンパンジーを比較するのもこの本の面白い点のひとつである。本書の冒頭で「世界の基本的なことに関する13の質問」を我々に投げかけてくる。たとえばこのような問いだ。

極度の貧困層に生きている人々の割合は20年前と比較してどのように変化したか?

A: ほとんど2倍に増えた
B: ほとんど変化なし
C: ほとんど半分になった

ハンズ氏は、こんな3択形式の問題をインターネットを通じて14カ国、合計12,000人に出題した。平均回答率は16%。仮にチンパンジーがランダムに選択肢を選んで回答した場合の回答率33.3%を下回る計算になるのだ。そんなわけで、我々人類はチンパンジーよりも世界のことを知らないということになる。

この原因が、知識不足ではなく、人間のもつ10の本能であるというのがハンズ氏の結論である。この10の本能の説明と、それに左右されずに事実と向きあえるようになれる考えのフレームワークを、教えてくれているのが本書である。ちなみに”先進国””途上国”の話は、10の本能の内のひとつであるGap Instinct(ギャップ本能)が原因だと話している。

その他にも、Fear instinct (恐怖本能:恐怖を感じるものに対して注意が向く)であったり、Size instinct(サイズ本能:一つの大きな数字のみで判断してしまう)など、興味深い内容が記載されている。さらには著者の実体験など、心が揺さぶられるエピソードもこの本に彩りを与えている。

できるだけ多くの人がファクトベースで世界と向き合う思考を身につければ、世界はより良いものになるんじゃないだろうか。そんな思いにさせてくれる本である。

 

ハンズ氏が有名になったTED TALK。動くバブルチャートで熱烈に説明する姿が印象に残る。1,200万人を超えるPV数。

www.ted.com

ゲイツ氏による本書の紹介動画

www.youtube.com

自然な英文が書ける - 「実践 日本人の英語」

実践 日本人の英語 (岩波新書)

実践 日本人の英語 (岩波新書)

 

久しぶりに読み直したマーク・ピーターセン氏の「実践 日本人の英語」が良かった。

最近は、日本語、英語問わず書くこと重きを置いているので、そんな自分にとっては目から鱗の情報が満載。優しく話しかける文章スタイルなので、読み物としても十分に楽しめるものであった。

タイトルに”実践”とある通り、本書は著者が吟味した「日本人が間違えやすい英語」を避け、自分の考えが正確に伝わる英文を書く力が身につけられるよう構成されている。

具体的には、日本語を母語とする人間が、日本語で考えた内容を英文で表そうとするときに起こる間違いを各章で取り上げ、正しい考え方を指南してくれているという内容である。

 

「の」の話 - 「AのB」

ピーターセン氏は、日本語の「の」を英訳したいときに「of」をひたすら使う日本人が多いと指摘する。彼は本書でこのような例文を挙げている。

「先日の実験において、パナソニック社の携帯電話の性能の12.5%の向上を確認した」

これを日本人が英訳すると以下のようになるのが大半だと言う。

「an improvement of 12.5% of the performance of the cell phone of Panasonic

私も日本人なので気持ちは分からなくもない、でもどこか不自然な感じがする。本書では、この不自然な英文を、どのように組み替えて自然な英文に変換すればいいかを、ひとつひとつ丁寧に説明してくれている。ちなみに自然な英語はこちら。

「a 12.5% improvment in the Panasonic cell phone's performance」

驚いたのが、ひとつも「of」を使っていないこと。こんな具合に他の章も構成されている。

他にも、第2章のマイ問題 - 「私の~」や、第6章のありえない話 - 「もし~なら」、おわりにで伝授してくれている 3つの「小ワザ」など、どれもが新しい発見となった。

 

日本人が間違えやすい英語

マーク・ピーターセン氏は、明治大学政治経済学部教授を現職とするウィスコンシン州生まれの生粋のアメリカ人。コロラド大で英文文学を専攻していたこともあり、一般的なアメリカ人よりも英語のことに詳しいと考えていいだろう。

大学卒業後はワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻、その後1980年にフルブライト留学生として来日。それからはずっと日本で生活している(明確な記載はないがおそらくそう)。

つまりは、英語も日本語もエキスパートなわけで、実際に本書も日本語で上梓している。こんな経歴を持つ彼だからこそ「日本人が間違えやすい英語」が分かるというわけだ。そしてそれをまとめたのが「日本人の英語」「続 日本人の英語」である。

それぞれ1988年、1990年に出版されているにも関わらず、今でもアマゾンで上位にランキングされている名著だ。それから25年の時を経て出版されたのが、この「実践 日本人の英語」というわけだ。 

「日本人が間違えやすい英語」により興味がある人は先に挙げた本を読むのもあり。”実践”だけ知りたいという人は、この実践本のみで良いかと。それくらい内容の濃い本になっている。

 

日本語の解像度を高める

英語を学んでいてつくづく思うのが、英語は話し手に具体性を求める言語である一方、日本語は抽象性が高くても伝わる言語であるということだ。たとえば、第2章のマイ問題 - 「私の~」で取り上げられている例を見ても、英語は日本語に比べていちいち細かいことを要求していることが分かる。

逆に言うと、この英語的思考を身につけることができれば、日本語で考える際にも抽象度を薄められることができる。これは思考の解像度を高めるということでもある。抽象的思考から具体的思考へと具体性を高めて、思考をクリアにすることができるのだ。

思考の解像度を上げるとさまざまな場合において良いことが生まれる。特にビジネスの面では、確実にメリットだ。具体的な行動目標が立てられるので、他者との情報共有に誤解が生じにくい

また先日話したように、具体的な行動目標を立てることは、モチベーションupにもつながる。さらには、不特定多数の人々に文章で何かを伝えるときにも有利に働く。具体性が高い表現をすると主体的な文章から客観的な文章に変わるので、読み手に情報が伝わりやすいからだ。

そんなわけで、英語のネイティブスピーカーがどのような思考で英語という言語を構築しているのかを理解したい人、そしてそれを実際に身につけてアウトプットしたい人、さらには英語的思考を身につけて日本語の解像度を高めたい人にはぜひオススメしたい本である。

 

具体的な行動がモチベーションupにつながる話はこちら↓

shimauma-house.hatenablog.com

マーク・ピーターセン氏が吟味した「日本人の間違えやすい英語」集がこちら↓

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)

 
続・日本人の英語 (岩波新書)

続・日本人の英語 (岩波新書)

 

「なんとなくやる気が出ない」状態から抜け出す3つの方法

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今日もDaiGo氏のニコニコ動画がネタ元。今回は、なんとなくやる気が出ないな〜ってときに、どのようにやる気を生み出せばいいのかって話。

せっかく平日は規則正しい生活を営み、たとえ仕事終わりで疲れていても、目標達成のために勉強に取り組んでいるにも関わらず、休日になるとなんとなくやる気がなくなってだらだら午前中を過ごしてしまったことはないだろうか?そして少しだけ自己嫌悪に陥り、そのせいでやる気が一向に回復せず、結果的にやりたかったことが何もできなかった経験はないだろうか?

この休日の朝の「なんとなくやる気が出ない」状態がとりわけ注意が必要だ。なぜならこれがきっかけで1日が非生産になってしまう恐れがあるからだ。だから今回はこの「なんとなくやる気が出ない」状態から抜け出し、「やる気のある状態」に持っていく方法を説明していく。

結論から言うと、次の3つの方法をやるとよい。

  • 脳を活性化させる
  • 人生の目的と目標をつなげる
  • 行動目標に具体性を持たせる 

早速、それぞれ見ていこう。

 

脳を活性化させる

やる気のある状態というのは、往々にして脳が活性化しているときである。つまり、体中の血液が循環し、それが脳にも行き渡っている状態だ。脳が活性化されると、判断力が高まり、理性的な行動ができるようになる。その結果、やるべきことに集中できるようになるのだ。

そんなわけで、やる気が出ないな〜と感じたら即、脳に血液を送り込むことを考えればいい。一番適しているのが運動である。

このブログでも紹介しているが、運動することで脳内にドーパミンが分泌され、大脳皮質が刺激された結果、脳が活性化した状態になる。何も30分の有酸素運動をする必要はなく、たとえばその場でスクワット15回や、バービージャンプを1分くらいやるぐらいでもいい。ポイントはできるだけ強度が高く、全身を動かす運動であること。

職場でそんな派手な運動はできないという人には、姿勢を正したり、深呼吸を2分間くらい行なってみるのがオススメ。運動より効果が薄まるが、それでも姿勢を正すことや深呼吸をすることは、血液の循環を良くするので、脳を活性化することができる。

shimauma-house.hatenablog.com

 

人生の目的と目標をつなげる

やることに意味を見いだせていないことが原因で、やる気が出ないことも多い。勉強のみならず、仕事でもモチベーションが低くなるのは「こんなん意味あるんかよ〜」「自分がやる必要ないよな〜」という意識が働いているときが少なくない。

このときに、このつまらないと感じる作業を、自分の達成したいことのステップとしてリフレーミングすると、モチベーションが下がることを防げる。「この作業をすることで、自分のOO分野でのスキルが上達する」「これが上達すると、昔からやりたかったOOの達成に近づく」など、多少無理矢理でもいいのでつなげてしまう。そうすると案外テンションを下げずに取り組める。

スキルアップへの取り組みにも活用できる。英語の勉強など、効果がすぐに見えにくい取り組みはうってつけだ。たとえば語彙強化のために単語の記憶を毎日行うという目標を立てたとする。記憶の作業はかなり地味な作業だし、なかなか覚えられないのでストレスが溜まった挙句「こんなことして意味あるのかよ」なんて思考に陥ってしまうことがよくある。

そんなときにも、一度「なぜ英語を身につけてたいのか?」といった大きな目的に立ち返り、その目的から「なぜ語彙力強化が必要なのか」というところにまで落としこむのだ。そうすると、語彙力強化の必要性が再認識でき、前向きに取り組むことができるようになる。

 

行動目標に具体性を持たせる

具体性がないこともやる気が出ない状態に陥る原因のひとつである。ここで言う具体性とは、計画の具体性ではなく、行動の具体性である。人は抽象的なことに対しては行動が起こせない。だから、かなり細かいステップまで行動を落とし込むことが求められる。

ポイントは、誰が見ても同じ行動ができるように細かくすること。これはコンピュータを動かすためにプログラムコードを書く感覚に似ている。自分をコンピュータに見立てて、そのコンピュータを動かすアルゴリズムを書くように、行動のステップを記述すればいいのだ。

DaiGo氏は、統計学の勉強を例にとって教えてくれている。彼のとる具体的な行動のステップはこうだ。

Step 1. 家に帰る
Step 2. 本棚のある部屋に行く
Step 3. 本棚から統計のOOという本を取る
Step 4. 125ページを開く
Step 5. 1日20ページ進める
Step 6. 面白い記述があれば自分の言葉に翻訳してノートに記述する
Step 7. 記述した言葉から専門用語を抜き取り問題形式にする
Step 8. この問題を最低でも10個作る

ここまで具体的にする。ここまで細かくしておくのは、この取り組みを行う場合に迷いが生まれないようにするためだ。

行動に迷いが生まれると、迷っている間に別の誘惑に負けてしまう。つまり、他のことをやってしまうのである。人間はもともとそういう生き物であるし、スマートフォンSNSが隆盛している現在ならなおさらだ。しかしながら、行動のステップをこのレベルまで落とし込んでいれば、それこそ迷う暇もないので、やりたいことに取り組めるようになるのだ。

 

結論

「あれ?なんだかやる気が出ないな」と感じたら、まず脳を活性化させるため、血液の循環をよくすることを考えよう。取り組み対して意義を見出そう。そして、具体的に記した行動ステップの通りに動いてみよう。そうすればせっかくの休日を、生産性が高い1日にすることができるようになるはずだ。

片づけ=リソースの最大化 DaiGo流 片づけの心理法則

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メンタリストDaiGo氏による片づけ術の本がこちら。片づけの本というよりは、集中力向上の本という位置付けに近い内容だった。本の分量が多くないわりに、DaiGo氏の片づけに対する考え方や取り組み方が具体的に書かれているので、読んでいる側にとってはありがたい本だった。

私も実際に休日の1日を使い、本書を読み進めながら片づけを行った。そのおかげで今ではものすごく快適な生活を過ごすことができている。

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

 

片づけ=リソースを集中できる環境をつくる

この本が他の片づけ本と違う点は、片づけの位置付けである。DaiGo氏は冒頭で片づけの目的をこのように語っている。

片づけとは、

自分のリソースを目標に向かって集中できる環境をつくること。片づけをすることによって、自分の時間や集中力や注意力を最大化できる。言い換えると、自分の人生を思い通りに操れるということになる。

時間は有限である。有限である時間をたとえば探し物に費やしてしまうと、その分、取り組みたいことへつぎ込む時間が減る。ある研究によると、サラリーマンは年間で150時間を探し物に費やしているという。

さらには勉強などといった、少し気合いを入れないと取り組めない作業をする場合には、その作業をする環境を準備する時間がハードルとなることもある。そのハードルのために、取り組むことさえできなくなってしまうことも多い。学生の頃、勉強をする前に無駄に部屋の掃除を行い、その最中で漫画を発見し、結果的に一日中漫画を読んでしまうなんてこともよくあった。

片づけをすることによってこういった障害も避けることができる。だから片づけをマスターすれば目標も達成できるよ、というのが本書の主題だ。

本書は、片づけの目的と基本の3原則をまず紹介し、その後で具体的な片づけの取り組み方やエリア別の片づけ方法を教えてくれている。

片づけの基本3原則

繰り返しになるが、片づけの目的は、自由な時間を増やし、人生を最大化するためである。そのためには、以下に述べる3つの原則に従えばいいという。

原則1 「3択」の原則

選択肢を3つに絞る。人間の認知能力には限界があり、きちんと比較できる選択肢は3つが限度。これを超えてしまうと迷ってしまい即決ができなくなる。なので、この原則にしたがい、あらゆる行動の選択肢を3択まで絞っておくことを心がけるとよい。

たとえば買い込んでしまった英語の教材。どの教材も最後まで終わらせてない人は多いのではないだろうか。そんなときはまず残しておきたい教材を3つだけ選び、あとは処分してしまおう。こうすることで、残った教材に集中して取り組めるはずだ。

片づけの天敵である「モノが捨てられない」感情の正体は「現状維持」にある。これを避けるために、人が正しく判断できる選択肢は3つまでということを覚えておこう。

原則2 「初速最大化」の原則

行動にとりかかるまでの時間を最短にする、そのために片づけをしよう。ある研究で立証されているのは、行動にとりかかるための手順を減らすと、その行動から生まれるアウトプットが向上するという。また「20秒ルール」と言って、たった20秒時間を短縮するだけで、習慣化できるという研究結果もある。つまり、習慣をやめたい場合は、20秒余計にかかるように設計してやればいいというわけだ。

この原則を常に意識し、片づけができていれば、いざ勉強するぞ、と思ったときに、他の誘惑に目もくれずに取り組むことができるのだ。

原則3 「ローコスト管理」の原則

管理コストの高いものを減らそう。整理に手間がかかったり、メンテナンスが面倒だったりするモノを減らすだけで大きな時間が生まれるからだ。片づけができたとしても、そのメンテナンスに多大な時間を費やさなければならないとなると、片づけの目的である「リソースの最大化」に矛盾する。

これを達成するためには、モノを減らすのはもちろん、必要なモノであっても極力管理する手間がかからないモノを選ぶことが求められる

片づけから得られる莫大なメリット

これらを実践することによって得られるメリットは何か。まず常に自分の人生の目的に向き合える。何に自分のリソースをつぎ込みたいのかがわからないと片づけができないからだ。そしてその目的達成に向けて、「何が大切で、何が大切でないか」の判断を常に行うことになるので意思決定力も磨かれる。これを繰り返し行なっていると自然と有意義な時間を使うことになるので、自然とハッピーにもなれるというわけだ。


モノが勝手に減っていく7つの質問

この片づけへの取り組みを続けるとで何が自分にとって何が大切で、何が大切ではないかが明確になる。これがハッキリすると、捨てるべきものが判断できるので結果としてモノが減る。モノが減ると集中を阻害するものが減ることになるので、結果として大切なモノやフォーカスしたいコトに集中して取り組めるようになり、目標が達成しやすくなる。

しかしながら、この思考に慣れてない人は、そんな簡単に判断してモノを捨てられない。そんな人たちのために、DaiGo氏は7つの質問を用意してくれている。これに答えていけば、自然と「何が大切か」がわかる仕組みだ。いちいち全部の質問に答える必要はなく、自分に合うものを3つくらいチョイスし、迷った時に行うとよい。個人的には買い直し思考、ネットオークション思考とタイムトラベル思考が自分に合っていた。

質問1:「いったん捨てたとして、これを買い直すか?」(買い直し思考)
質問2:「長期旅行に持っていきたいモノか?」(トラベラー思考)
質問3:「誰かが買ってくれるとしたら、売るか?」(ネットオークション思考)
質問4:「あの日に戻れたとしたら、やはり買うか?」(タイムトラベル思考)
質問5:「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか?」(大富豪思考)
質問6:「これを何回我慢すれば、ほしいモノが買えるか?」(ほしいモノ変換思考)
質問7:「3年、5年、10年経っても必要か?」(ロングスパン思考)

私の場合は、質問1をもっとハードにして「一旦捨てちゃえばいい思考」を試してみた。片づけを始めると「安価だけど持っていたら便利かもしれないモノ」が多くあったので、思い切ってそれらを捨ててみた。今では何を捨てたかも覚えていない。こんな感じで自分の所有物に合わせてアレンジしていくと、より効果が出やすいのではないだろうか。

本書では他にも、エリア別に片づける方法も紹介してくれている。デスクまわりでの「アフォーダンスの最適化」はものすごく簡単なわりにものすごく効果が出る方法だ。ビジュアルの力ってものすごいんだなと改めて納得。その他、片づけ以外にも時間管理術にまで触れており、最後まで読み応えのある本だった。

冒頭にも触れているが、この本は片づけのノウハウが分かるというよりも、自分の本当にやりたいことは何なのか、どんな生活をするとハッピーになれるのかなど、自分と見つめ直す時間を提供してくれている本だったと今が感じている。折をみて(部屋が散らかったら)読み直しては、自分を見つめ直したい。

効果的なシャドーイングするための5つのステップ

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英語を学ぶ上で、まず取り組まなければならないのが、正しい発音方法と文法の基礎を身につけることだ。

発音の習得といっても最初は単語レベルで正しい音が発声できる程度よい。具体的には発音記号を見て音を再現できるレベルだ。
文法の基礎は、一般的には高校生レベルの力が必要と言われているが、これには賛成。「わかりやすい」というタイトルの文法書を3周高速でまわせば、一旦は文法のそれでOKとしてしまってよい。

この2つは英語を身につける上での基礎となるので、真っ先に取り組むことをオススメする。一定のレベルまで引き上げておくと、今後の英語学習がすごく楽になるからだ。

ある程度のレベルまでこれら2つのスキルを高められたという自信が着いたら、次のフェーズに進もう。第2フェーズで身につけてほしいスキルは文単位での発音。フェーズ1で身につけた単語レベルの発音習得ではなく、文レベルでの発音習得に取り組んで欲しい。この勉強・練習を続けることで、以下のポイントが強化される。

・英語のリズム
・英語の強弱
リエゾン 

リズム、強弱、リエゾンが身につくと何がいいか?

当たり前のことであるが、自分が話す英語がよりきれいになる。そうなると、かっこいい英語が話せて気持ち良くなるだけじゃなくて、相手にとって聞き取りやすい英語を話すことになるので、外国人とのコミュニケーションが一段と取りやすくなるのだ。

さらに文単位での英語のリズムを身につけていると、リスニングの力も上がる。リズムに合わせて英語を聞く体勢が整うので、どの言葉を拾えばいいか分かるからだ。リエゾンについての理解も深まるのでも、勉強前と比較してびっくりするぐらい聞き取りやすくなっている自分に気がつくだろう。

それに加えて、リーディングも格段にやりやすくなる。実はほとんどの人は、リーディング中に頭の中で文や単語を発音している。これをサブボーカリゼーションと言う。分単位での正しい発音や正しいリズムで話すことを身につけていると、当然このサブボーカリゼーションをしているときにも、正しい音とリズムが再現される。これは結果的に文字を読むスピート向上にもつながるし、理解度さえも向上することがあるのだ。

文単位での発音の習得に取り組むことで、こんなに多くのメリットが得られる。そして、この習得にかなりオススメなのが、これから紹介するシャドーイングである。

シャドーイングとは?

シャドーイングとは、音声を聞いた後に即座に復唱することである。外国語(第二言語)習得においてスピーキング能力の向上だけでなく、リスニング能力を高める効果があることで有名。通訳の人たちはこれを繰り返しやって、通訳に必要なスキルを磨いているだとか。

シャドーイングは、話者の発現をそのまま再現するので、単に音読する場合より、より口調などの模倣を忠実に行うことができる。つまり、これを繰り返し行い、自分の脳や筋肉に一連の動きを覚えさせることができれば、話者の口調をそっくり身につけることができるのである。英語のネイティブスピーカーを話者に選択すると、要するに、ネイティブの話す英語のリズム、強弱、リエゾンを身に付けられるということだ。

シャドーイングの本はたくさん出ているし、ネットで検索すればたくさんの方法が紹介されているが、ここでは私が経験した中で最も効果が出やすと感じたやり方を紹介しておくので、もしやり方に迷っているようであれば試してみて欲しい。

  1. 興味のある題材を選ぶ

    何度も繰り返し聞くことになるので、飽きないものがいい。好きなハリウッドスターや海外で活躍するスポーツアスリートのインタビュー動画をYoutubeで検索するのがオススメ。できれば3 - 5分くらいの短い動画で、クリアに話されているものがいいが、丁度いい題材がなければぶっちゃけなんでもいい。とりあえず試してみることが大切である。
  2. 「本気で」聞く
    何のヒントもなしに、「本気で」5回くらい聞いてみる。本気というのは、聞くことだけに全身全霊をかけて集中するという意味。話されていることの全てを頭に刷り込む気持ちで聞いて欲しい。むしろそうしないと意味がない。ながらでやってたら効果は全くと言っていいほどでないので、絶対にNG。
  3. テキストを確認する
    Youtubeで題材を見つけた場合、多くの動画はCaptionがあるはずなので、それを書きとってほしい。読んでも理解できない箇所がある場合は、辞書なり文法書を用いて不明点を全部クリアにしておくことが大事。話していることの意味を理解するのがここのステップで大事なこと。
  4. シャドーイングする
    ここでようやくシャドーイングに挑戦する。聞こえたものをそっくりそのまま繰り返そう。片耳だけにイヤホンをつけながら発声すると、動画の音と自分の声の両方が聞き取りやすくなる。とにかく慣れるまでやること。50回でも100回でも何回でもいいので、シャドーイングしまくることが大事だ。
  5. Extra. 要点をまとめて、1分で説明する
    これはExtraな作業。時間と心に余裕がある人だけ取り組んで欲しいのが、動画の内容の要約と、要約したものを人に説明することだ。これをすることでスピーキング力の向上につながるし、動画で話されていた言い回しなどを自分のモノにできる。人と話すトピックとしても使えるので、ぜひともトライしてみてほしい。せっかくここまで練習した題材なので、シャドーイングだけで終わらせるのはもったいない。

スポーツの練習も筋トレもそうであるように、シャドーイングも正しいやり方でやらなければ効果は出ない。だからやり方を学び、しっかり準備してから、繰り返し取り組んでみて欲しい。

シャドーイングで超オススメな教材はこちら。一から丁寧に説明してくれているし、扱う例題も「生」で話されているものが多く選ばれているので、初心者から上級者まで役に立つ。

究極の英語学習法K/H System (入門編)

究極の英語学習法K/H System (入門編)

 

パレオダイエットを取り入れて加工食品を絶つ

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ダイエットに失敗する原因は何だろうか?

理由は単純。それを実行するのに負荷がかかるから。負荷がかかるから短期間しか続けられないし、短期間しか続かないからダイエットをやめたときにリバンドがきてしまう。ある研究では、少なくとも1年間ダイエットを続けないと長期的な効果は得られないと証明されている。また身体に負荷をかけてしまうことで、コルチゾールという物質を分泌する。それが脳や細胞に悪影響が出たり、ストレスの原因となってしまうので、そういった面でもやはりオススメできない。

つまり、本当に必要なのは、精神的、身体的に負荷の少ない、一生つづけられるダイエットである。そしてこれを実現できるのが今回紹介する「パレオダイエット」である。

パレオダイエットは、ここのところ、アメリカやヨーロッパでもっとも人気の高い健康法のひとつである。「パレオ」は「旧石器時代の」を意味する「パレオリシック」の略。つまり、パレオダイエットは、旧石器時代の食事法を現代にも取り入れようというものだ。具体的には「食」「寝」「動」を無理のない範囲で改善するだけ。本記事では、「パレオダイエット」の概要と、この中で個人的にとくにインパクトの大きかった「食」の改善についての具体的な取り組み方法について説明する。もっと詳しく知ってみたいという方には、「パレオな男」のブログで有名なYu Suzuki氏著の「パレオダイエットの教科書」を手に入れて読み込んで欲しい。

一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書

一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書

 

 

パレオダイエットの概要

旧石器時代の食事法を取り入れたものがパレオダイエットであると説明したが、より正確に言うと、旧石器時代の狩猟採取型の食事法を参考にした現代風の食事法となる。基本的には、旧石器時代に食べられていたものだけを食べようというもので、狩猟採取型の食事を参考にする理由は、その方が健康的と考えられているからだ。
 

なぜ狩猟民族の食生活が健康なのか?

人類が誕生した旧石器時代はおよそ260万年前に始まり、1万年前の農業改革により終わりを迎えた。つまり人類は長きにわたって、木ノ実や根菜を集め、動物や魚を狩りながら生活する狩猟採集生活を行なっていたということになる。このことから、人間の身体はおもに旧石器時代の環境でうまく働くように進化してきたと考えられ、ならばこの原始時代の生活を参考にしたら、人間の持つポテンシャルを引き出せるんじゃなかろうか、という考えが「パレオダイエット」のベースになっている。
 

科学的根拠

実際、狩猟民族には肥満体の人はいなかったし、もちろん彼らは現代病と言われる糖尿病や、がんとは無縁だった。しかも、日中の疲れはその日に回復するし、鬱などのメンタルの問題もなかったと言われている。

彼らの生活習慣に最初に注目し、ダイエット法として昇華したのがメルボルン大学の研究チームであり、今から約30年前のことだと言う。その効果はピッツバーグ大の研究チームや、2015年に行われたコクラン共同研究など多くの科学者によって立証されている。
 

加工食品を食べない、ただそれだけ。

パレオダイエットのルールは実に簡単。旧石器時代に食べられていたであろうものを食べようというものだ。逆に言うと、その時代には存在し得なかったものは食べてはいけないということでもある。具体的に何を食べてはいけないかというと、ズバリそれは加工食品だ。冷凍食品やコンビニ弁当、スナック菓子、ファーストフードなど誰もが日常的にお世話になっているものがそれにあたる。ではなぜ加工食品を避けるのか、それは我々の身体にある体重管理システム「セットポイント」に関係している。

セットポイントとは?

本来、人間の身体は、生まれつき太らないようにできている。これは遺伝子に組み込まれている「セットポイント」が働くからである。このセットポイントが正常に働けば、仮に食べ過ぎたとしても、その摂取カロリーに応じて代謝が上がり、結果的に体重がコントロールされるのである。これにはレプチンという物質が影響しており、これが脳に作用して食欲を減らすホルモンを分泌し、体重の急激な増減を防ぐのである。

ところがこの「体重管理システム」にエラーが生じると、我々の体はそれとは逆の方向に向かう。つまり、どれだけ食べても空腹感がおさまらない一方で、そのくせ代謝は大幅に下がってしまい、どんどん体脂肪は燃えにくくなるのだ。この悪循環に入ってしまうと、なかなか体重は減らなくなってしまう。

このセットポイントにエラーをもたらす最大の原因が「加工食品」ということなのだ。加工食品には、消費者に継続的に購買させるための最先端の現代科学が詰め込まれている。その研究の賜物が、消費者のセットポイントを狂わせ、中毒性を高めるのである。結果、加工食品を食べる→セットポイントのエラーが発生→加工食品の継続購入→セットポイントのエラー、という無限ループに入ってしまうというわけだ。

加工食品を絶って健康になろう

そんなわけで、パレオダイエットではとりあえず加工食品をやめることをオススメされている。そうすれば自然と食べる量が減り、その結果体重も減っていくというわけだ。そうなると身体も軽くなるし、それに伴ってココロも軽くなる。これに加えて本書で紹介されているような、「寝」や「動」を組み合わせれば、期待している以上に身体の調子が良くなるし、脳も活性化される。ただすべてをいきなり同時に行うにはハードルが高いかもしれないので、とりあえずは1番簡単で続けやすい方法である、加工食品を極力食べないことを実践して、セットポイントを取り戻してみてはいかがだろう?

歩きながら勉強して記憶力を高める

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最近どハマりしているニコニコ動画のDaigo氏のチャンネル、メンタリストDaigoの「心理分析してみた!」で、記憶力を高める方法が動画で紹介されていた。読んだ本の内容や勉強したことが全然頭に残らない、という悩みを抱えていた自分にとっては目からウロコの内容だったので、簡単にではあるが紹介しておく。

ニコニコ動画のリンクも貼っておくが、この動画は月額540円支払っている会員しか視聴することができないので、本家の話を聞きたい人は540円払って会員になる必要がある。Daigoさんの動画では、日々の活動 - 仕事、勉強、読書 - の効率を上げるための方法や効果的なコミュニケーション術が紹介されている。更新は月に8回くらいのペースで、一回の動画の長さは60分を超えるものがほとんど。すべての話が科学的根拠に基づいているので、ものすごく信憑性があるし、何より話を聞いているだけでも面白いので本気でオススメする。というわけで、効率性を高める方法 - 具体的には時間管理術、集中力を上げる方法、記憶力を高めるノート術 - を知りたい人は、1ヶ月だけでもいいから入会してみてはどうだろうか。

http://www.nicovideo.jp/watch/1527175041

さて本題に入る。今回の動画では、記憶力を高める方法を教えてくれている。結論から言うと、記憶力を高めるには軽い運動をしながら記憶の作業をするといい。運動することによって記憶や論理を司る大脳の一部が活性化するからだ。理解しやすいようにまずは脳の働きを説明し、その後で具体的な取り組み方も紹介する。 

脳の仕組み

脳は大脳、小脳、脳幹に分けることができるが、大脳がその大半となる80%を占めている。この非常に大きな脳の部分が、見る、聞く、触るなどの感覚や、言葉、記憶、思考など高度な働きを司る。運動をすることで、大脳が活性化するのだが、特に活性化するのが以下の3つの場所。

10野:論理、優先順位、効率性な作業を司る場所
46野:ワーキングメモリ、記憶がどこにあるかを管理したり、コミュニケーションの流れを作ったりする場所
44野:共感する能力を司る場所

次に、運動すると大脳が活性化する仕組みを説明する。運動すると、まず脳の側坐核(そくざかく)という部分が活性化し、そこから腹側被蓋野(ふくそくひがいや)という部分に刺激がいく。この腹側被蓋野ドーパミンという神経伝達物質が分泌し、この分泌されたドーパミンが、大脳の一部である前頭前野や運動野、海馬が活性化するという仕組みだ。もちろんこのときに先程挙げた3つの箇所も活性化されている。

これらの現象が、運動をすることによって脳内で引き起こされ、その結果、記憶力や論理的能力、コミュニケーション能力が高まるというわけだ。

また、ドーパミンは「快楽」や「やる気」にもおおきく影響すると言われている。走った後に気持ちよくなるのは、このドーパミンが分泌されるからでもある。そんなわけで、運動するとドーバミンが分泌されるので気分が良くなるし、また記憶力や論理を司る部分も刺激されるので、勉強の効率性も上がるのである。 

歩きながら勉強する方法

しかし、運動しながら勉強する、なんてことはやったことない人が多いだろうし、聞いただけだと難しいそうだ。そんな人たちのためにDaigo氏はオススメの勉強法を具体的に教えてくれている。

簡潔に言うと、運動中に覚えたい箇所を見つけたら、その箇所の要約をスマートフォンのメモアプリに書いていく、というやり方だ。記憶を定着させるのに一番効果があるのは「思い出す」ことと「要約する」ことである。この作業を繰り返し行えば、記憶が定着するという。Daigoさんが紹介している、具体的な方法をみていこう。ここでは速歩きもしくは、軽めのジョギングを運動の一例として紹介している。場所は室内のトレッドミルでも屋外で行うのでもどちらでもいいが、通行人とぶつかる心配のないトレッドミルで行うことを個人的にはオススメする。具体的な方法をみていこう。

用意するもの:勉強したい本、スマートフォンスマートフォンのメモアプリ

  1. 速歩きしながら本を読む
  2. 覚えたい箇所に遭遇する
  3. 一旦本を閉じる
  4. 覚えたい箇所の要約をする ←自分の言葉に置き換えるのが大事
  5. 要約したものをスマートフォンのメモアプリに書き出す

要約の書き出し部分でうまくいかない場合は、1に戻る。ここでのポイントは本を一旦閉じること。繰り返しになるが「思い出す」ことと「要約する」ことが記憶の定着への近道。だから必ず本を閉じて、自分の言葉で記憶を定着させたい箇所の要約を書かないといけないのだ。

 

脳が刺激されている状態で勉強するので、勉強の効率が本当に上がるし、記憶にも間違いなく残っている。そんなわけで、効率的な勉強をしたい人は、明日から実践してみて欲しい。