シマウマ de 考察

NY駐在4年目サラリーマンが洋書のレビューを中心に書いていきます。最近は生産性を高めることにもハマっていて、脳の働きや睡眠についても研究中。他にもニューヨークで感じたことなどもたまに書いてます。

66日で英語を読むスピードを倍にする ~ 速読するための2つのステップ

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英語で情報収集をする。

これを一つの目標に掲げ、たくさんの英文を読んできたつもりであるが、日本語を読むようにスラスラ読むことがまだまだできない。正直な話、たいしてたくさん英語を読めていない。

というのも、読むのに時間がかかるからである。

英語の文章を読む場合は、日本語の文書を読む場合と比較して、ざっと考えても3倍以上の時間を要するし、10倍以上の体力(脳体力?)を削がれている気がする。

たとえば、日本語だと3分で読める文章でも、英語だと10分必要とする。10分間を集中して読むというのは、わりとストレスのかかる行為だ。そんなわけなので、英語を読む前には、ある程度の覚悟や意気込みがないと読むという行為にまず至らないのである。

そしてこの「英語を読むことストレスがかかる」という意識が脳に擦り込まれているので、英語に触れること自体が億劫になり、次第に英語を読む機会が減るというわけだ。

 

速く読む技術を先に身につけてしまうという考え方

考えてみてほしい。

もし、この10分が半分の5分だとしたら?もし3分で全部読み切れるとしたら?3分ならストレスも強くかからないだろうから、事前に構えることもなくなる。そうなると英語に触れる機会も自然にに増える。

つまり、英語を読むスピードを速くすればいいのだ。そうなると以下のような好循環に突入できる。

1. 英語を速く読める → 2. 読む前に億劫にならない → 3. たくさんの記事に手を出す → 4. 英語を読むことに慣れる → 5. 慣れるので、さらに速く読める → 6. さらにたくさんの記事に手を出す

今までは、1. 2のステップを飛ばして、大量の英語を読むことに注力してきた。そうなれば自然に速くなると思い込んでいた。

実際、大量の英文に触れると速く読めるようになるのは間違いないが、少なくない時間を要するし、さらには読む前の億劫さやストレスに絶えなければならないしかしながら、今回説明するアプローチだと、今まで味わっていた苦難を避けることができる。

コペルニクス的転回である。

大量の英文を読んで速く読めるようになるのではなく、速く読む技術を先に身につけてしまうのだ。こうすると大量の文章を読めるようになり、当初の目的であった「英語で情報を収集する」ことが可能になるのである。

 

文章を速く読む2つのステップ

そんなわけで、ここからは文書を速く読む2つのステップを紹介する。ちなみにこれは英語・日本語関係なく活用できる。行うこと以下の2つだけである。

  1. サブボーカリゼーションの排除する
  2. メリハリをつけて読む

それぞれの詳細を説明していく。

 

  1. サブボーカリゼーションの排除。
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    一字一句、読まない。人は文章を読む際、頭の中で音読をしている。私の場合、日本語だと難しい文書を読む場合に、この現象が起きてしまっていた。英語を読む場合は、ほぼ100%だ。

    この現象(行為)をサブボーカリゼーションと呼び、これをすると読むスピードが一向に速くならない。なぜなら音読スピードに依存してしまうからだ。だから音読スピードの速さを上げない限りは、読むスピードも上がらないのである。

    しかし、ひとたびこのサブボーカリゼーションの習慣を断つことができれば、読むスピードに依存しなくて良くなる。いわばスピードのリミッターを外す感じだ。今までの倍以上のスピードで読むことができるし、慣れさえすれば5倍、10倍のスピードで読めるようになる。

    サブボーカリゼーションの解消方法はいくつかあるが、ここでは「リズムを刻みながら読む方法」を紹介する。やり方は簡単。文字を目で追いながら、頭の中で「タンッ、タンッ、タンッ」とリズムを刻むだけ。リズムを刻むと、文字を頭の中で音読することができなくなるので、強制的にサブボーカリゼーションが排除できる。

    スピードが上がる以外のメリットは、ちょっとだけ楽しくなること。デメリットは、リズムに乗りすぎると体も一緒に動いてしまう場合があることだ。電車の中でこれを行う場合は、注意してほしい。

  2. メリハリをつけて読む。はじめと終わりを丁寧に。
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    リズムを刻みながら読むことで、読むスピードが格段に向上する。しかしながら、いくらスピードが上がったところで、内容を理解していなければもちろん意味がない。そこでもう一つの必要な取り組みが、メリハリをつけて読むことだ。

    全文を一気に読む前に、はじめのパラグラフと最後のパラグラフを先に読む。良い文章は総じてはじめと終わりに重要なことが書かれている。これら重要なことが書いている箇所を読み、文章の全体感を掴んでからもう一度、はじめから最後まで普通に読む。

    読んだことがある本をもう一度読み直すと、はじめて読んだときよりもスピードが速くなる。それはなぜか?時間をかけて読むべきところと、読み飛ばしてもよいところを知っているからだ。自然とメリハリをつけて読んでいるのである。

    良い記事は、はじめに大まかな流れを示し、最後に結論もしくはさらなる問題定義を投げかける。したがって、これらの部分を読むことで、大抵の記事の大枠は理解できる。論旨を把握しているので、初めて読む文章でもあたかも二度目に読む感覚に近くなり、その結果、速く読めるし、内容も理解できているのだ。


66日間、継続する

これら2つのステップを踏むだけで、英語を読むスピードが飛躍的に上がる。しかしながら、これらの効果は、ある程度時間が経った後でないと見えてこない。というのも、サブボーカリゼーションの排除に時間がかかってしまうからだ。

サブボーカリゼーションは既に我々の習慣のひとつになっており、習慣というものは、身につけるにも排除するにも、ある程度の時間を要する。昨今の科学的データに基づくと、最低でも66日の期間が必要だと言われている。

そんなわけなので、今回紹介した2つのステップを、最低でも66日間は続けてみてほしい。そうすること、先に挙げた好循環に入ることができるようになり、ストレスなく英語で情報収集できるようになるはずだ。