シマウマ de 考察

ニューヨークで見たもの、感じたこと、考えたこと

原油の世界をインフォグラフィックで理解する

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12月23日版のThe EconomistにBarrel特集が掲載されていた。原油には価値がある。ということは何となく理解しているが、なぜ価値があるのか?言い換えると、どういう過程を踏んで世の中に供給されているのか?ということを全く理解していない自分には今回の特集が非常に読み応えがあったので、ここで共有しておくことにする。原油から我々が目にするコモディティへ変換する流れがわかるインフォグラフィックには嫉妬してしまうほどわかりやすかったのも印象的。

www.economist.com

簡単に言語化する。
原油を常圧蒸留(Atmospheric distillation)すると、まずLPG(Liquefied Petroleum Gas)が抽出できる。LPガスやらプロパンガスと言われているもの。
さらに温度を上げるとナフサ(本記事ではエチレン。日本ではエチレンよりナフサがメインのようだ)が抽出、この原料が服やプラスチックのもととなる石油化学原料と呼ばれる。さらに温度をあげると、車の燃料でおなじみのガソリン。ケロシン(灯油)、ディーゼル
ここから減圧蒸留(Vacuum distillation)という別の方法で不純物を採っていき、一部はLPGやガソリンなどとして再活用できるものもあるが、さらに温度を上げていく。ここから抽出できるものはすべて重油と呼ばれる。まずは潤滑油(Lubrication oil)とWaxe、コークス(Coke)、燃料油(Fuel oil)、最後の残油としてアスファルトが残る。

原油は想像していた以上に奥が深い。採掘できる原油それぞれに特徴があったり、埋蔵量と生産量の違いがあったり、原油をもとに国家間で政治的に複雑に絡み合ったり。何はともあれ、世界の情勢を知る上で切っても切り離せない要素のひとつであることが改めて理解できた。

下記は参考資料

www.foc.co.jp

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