シマウマ de 考察

海外駐在5年目突入のリーマンが書くブログ。最近はThe Economistの記事を中心に書いてます。

「なんとなくやる気が出ない」状態から抜け出す3つの方法

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今日もDaiGo氏のニコニコ動画がネタ元。今回は、なんとなくやる気が出ないな〜ってときに、どのようにやる気を生み出せばいいのかって話。

せっかく平日は規則正しい生活を営み、たとえ仕事終わりで疲れていても、目標達成のために勉強に取り組んでいるにも関わらず、休日になるとなんとなくやる気がなくなってだらだら午前中を過ごしてしまったことはないだろうか?そして少しだけ自己嫌悪に陥り、そのせいでやる気が一向に回復せず、結果的にやりたかったことが何もできなかった経験はないだろうか?

この休日の朝の「なんとなくやる気が出ない」状態がとりわけ注意が必要だ。なぜならこれがきっかけで1日が非生産になってしまう恐れがあるからだ。だから今回はこの「なんとなくやる気が出ない」状態から抜け出し、「やる気のある状態」に持っていく方法を説明していく。

結論から言うと、次の3つの方法をやるとよい。

  • 脳を活性化させる
  • 人生の目的と目標をつなげる
  • 行動目標に具体性を持たせる 

早速、それぞれ見ていこう。

 

脳を活性化させる

やる気のある状態というのは、往々にして脳が活性化しているときである。つまり、体中の血液が循環し、それが脳にも行き渡っている状態だ。脳が活性化されると、判断力が高まり、理性的な行動ができるようになる。その結果、やるべきことに集中できるようになるのだ。

そんなわけで、やる気が出ないな〜と感じたら即、脳に血液を送り込むことを考えればいい。一番適しているのが運動である。

このブログでも紹介しているが、運動することで脳内にドーパミンが分泌され、大脳皮質が刺激された結果、脳が活性化した状態になる。何も30分の有酸素運動をする必要はなく、たとえばその場でスクワット15回や、バービージャンプを1分くらいやるぐらいでもいい。ポイントはできるだけ強度が高く、全身を動かす運動であること。

職場でそんな派手な運動はできないという人には、姿勢を正したり、深呼吸を2分間くらい行なってみるのがオススメ。運動より効果が薄まるが、それでも姿勢を正すことや深呼吸をすることは、血液の循環を良くするので、脳を活性化することができる。

shimauma-house.hatenablog.com

 

人生の目的と目標をつなげる

やることに意味を見いだせていないことが原因で、やる気が出ないことも多い。勉強のみならず、仕事でもモチベーションが低くなるのは「こんなん意味あるんかよ〜」「自分がやる必要ないよな〜」という意識が働いているときが少なくない。

このときに、このつまらないと感じる作業を、自分の達成したいことのステップとしてリフレーミングすると、モチベーションが下がることを防げる。「この作業をすることで、自分のOO分野でのスキルが上達する」「これが上達すると、昔からやりたかったOOの達成に近づく」など、多少無理矢理でもいいのでつなげてしまう。そうすると案外テンションを下げずに取り組める。

スキルアップへの取り組みにも活用できる。英語の勉強など、効果がすぐに見えにくい取り組みはうってつけだ。たとえば語彙強化のために単語の記憶を毎日行うという目標を立てたとする。記憶の作業はかなり地味な作業だし、なかなか覚えられないのでストレスが溜まった挙句「こんなことして意味あるのかよ」なんて思考に陥ってしまうことがよくある。

そんなときにも、一度「なぜ英語を身につけてたいのか?」といった大きな目的に立ち返り、その目的から「なぜ語彙力強化が必要なのか」というところにまで落としこむのだ。そうすると、語彙力強化の必要性が再認識でき、前向きに取り組むことができるようになる。

 

行動目標に具体性を持たせる

具体性がないこともやる気が出ない状態に陥る原因のひとつである。ここで言う具体性とは、計画の具体性ではなく、行動の具体性である。人は抽象的なことに対しては行動が起こせない。だから、かなり細かいステップまで行動を落とし込むことが求められる。

ポイントは、誰が見ても同じ行動ができるように細かくすること。これはコンピュータを動かすためにプログラムコードを書く感覚に似ている。自分をコンピュータに見立てて、そのコンピュータを動かすアルゴリズムを書くように、行動のステップを記述すればいいのだ。

DaiGo氏は、統計学の勉強を例にとって教えてくれている。彼のとる具体的な行動のステップはこうだ。

Step 1. 家に帰る
Step 2. 本棚のある部屋に行く
Step 3. 本棚から統計のOOという本を取る
Step 4. 125ページを開く
Step 5. 1日20ページ進める
Step 6. 面白い記述があれば自分の言葉に翻訳してノートに記述する
Step 7. 記述した言葉から専門用語を抜き取り問題形式にする
Step 8. この問題を最低でも10個作る

ここまで具体的にする。ここまで細かくしておくのは、この取り組みを行う場合に迷いが生まれないようにするためだ。

行動に迷いが生まれると、迷っている間に別の誘惑に負けてしまう。つまり、他のことをやってしまうのである。人間はもともとそういう生き物であるし、スマートフォンSNSが隆盛している現在ならなおさらだ。しかしながら、行動のステップをこのレベルまで落とし込んでいれば、それこそ迷う暇もないので、やりたいことに取り組めるようになるのだ。

 

結論

「あれ?なんだかやる気が出ないな」と感じたら、まず脳を活性化させるため、血液の循環をよくすることを考えよう。取り組み対して意義を見出そう。そして、具体的に記した行動ステップの通りに動いてみよう。そうすればせっかくの休日を、生産性が高い1日にすることができるようになるはずだ。