シマウマ de 考察

海外駐在5年目突入のリーマンが書くブログ。最近はThe Economistの記事を中心に書いてます。

66日で英語を読むスピードを倍にする ~ 速読するための2つのステップ

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英語で情報収集をする。

これを一つの目標に掲げ、たくさんの英文を読んできたつもりであるが、日本語を読むようにスラスラ読むことがまだまだできない。正直な話、たいしてたくさん英語を読めていない。

というのも、読むのに時間がかかるからである。

英語の文章を読む場合は、日本語の文書を読む場合と比較して、ざっと考えても3倍以上の時間を要するし、10倍以上の体力(脳体力?)を削がれている気がする。

たとえば、日本語だと3分で読める文章でも、英語だと10分必要とする。10分間を集中して読むというのは、わりとストレスのかかる行為だ。そんなわけなので、英語を読む前には、ある程度の覚悟や意気込みがないと読むという行為にまず至らないのである。

そしてこの「英語を読むことストレスがかかる」という意識が脳に擦り込まれているので、英語に触れること自体が億劫になり、次第に英語を読む機会が減るというわけだ。

 

速く読む技術を先に身につけてしまうという考え方

考えてみてほしい。

もし、この10分が半分の5分だとしたら?もし3分で全部読み切れるとしたら?3分ならストレスも強くかからないだろうから、事前に構えることもなくなる。そうなると英語に触れる機会も自然にに増える。

つまり、英語を読むスピードを速くすればいいのだ。そうなると以下のような好循環に突入できる。

1. 英語を速く読める → 2. 読む前に億劫にならない → 3. たくさんの記事に手を出す → 4. 英語を読むことに慣れる → 5. 慣れるので、さらに速く読める → 6. さらにたくさんの記事に手を出す

今までは、1. 2のステップを飛ばして、大量の英語を読むことに注力してきた。そうなれば自然に速くなると思い込んでいた。

実際、大量の英文に触れると速く読めるようになるのは間違いないが、少なくない時間を要するし、さらには読む前の億劫さやストレスに絶えなければならないしかしながら、今回説明するアプローチだと、今まで味わっていた苦難を避けることができる。

コペルニクス的転回である。

大量の英文を読んで速く読めるようになるのではなく、速く読む技術を先に身につけてしまうのだ。こうすると大量の文章を読めるようになり、当初の目的であった「英語で情報を収集する」ことが可能になるのである。

 

文章を速く読む2つのステップ

そんなわけで、ここからは文書を速く読む2つのステップを紹介する。ちなみにこれは英語・日本語関係なく活用できる。行うこと以下の2つだけである。

  1. サブボーカリゼーションの排除する
  2. メリハリをつけて読む

それぞれの詳細を説明していく。

 

  1. サブボーカリゼーションの排除。
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    一字一句、読まない。人は文章を読む際、頭の中で音読をしている。私の場合、日本語だと難しい文書を読む場合に、この現象が起きてしまっていた。英語を読む場合は、ほぼ100%だ。

    この現象(行為)をサブボーカリゼーションと呼び、これをすると読むスピードが一向に速くならない。なぜなら音読スピードに依存してしまうからだ。だから音読スピードの速さを上げない限りは、読むスピードも上がらないのである。

    しかし、ひとたびこのサブボーカリゼーションの習慣を断つことができれば、読むスピードに依存しなくて良くなる。いわばスピードのリミッターを外す感じだ。今までの倍以上のスピードで読むことができるし、慣れさえすれば5倍、10倍のスピードで読めるようになる。

    サブボーカリゼーションの解消方法はいくつかあるが、ここでは「リズムを刻みながら読む方法」を紹介する。やり方は簡単。文字を目で追いながら、頭の中で「タンッ、タンッ、タンッ」とリズムを刻むだけ。リズムを刻むと、文字を頭の中で音読することができなくなるので、強制的にサブボーカリゼーションが排除できる。

    スピードが上がる以外のメリットは、ちょっとだけ楽しくなること。デメリットは、リズムに乗りすぎると体も一緒に動いてしまう場合があることだ。電車の中でこれを行う場合は、注意してほしい。

  2. メリハリをつけて読む。はじめと終わりを丁寧に。
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    リズムを刻みながら読むことで、読むスピードが格段に向上する。しかしながら、いくらスピードが上がったところで、内容を理解していなければもちろん意味がない。そこでもう一つの必要な取り組みが、メリハリをつけて読むことだ。

    全文を一気に読む前に、はじめのパラグラフと最後のパラグラフを先に読む。良い文章は総じてはじめと終わりに重要なことが書かれている。これら重要なことが書いている箇所を読み、文章の全体感を掴んでからもう一度、はじめから最後まで普通に読む。

    読んだことがある本をもう一度読み直すと、はじめて読んだときよりもスピードが速くなる。それはなぜか?時間をかけて読むべきところと、読み飛ばしてもよいところを知っているからだ。自然とメリハリをつけて読んでいるのである。

    良い記事は、はじめに大まかな流れを示し、最後に結論もしくはさらなる問題定義を投げかける。したがって、これらの部分を読むことで、大抵の記事の大枠は理解できる。論旨を把握しているので、初めて読む文章でもあたかも二度目に読む感覚に近くなり、その結果、速く読めるし、内容も理解できているのだ。


66日間、継続する

これら2つのステップを踏むだけで、英語を読むスピードが飛躍的に上がる。しかしながら、これらの効果は、ある程度時間が経った後でないと見えてこない。というのも、サブボーカリゼーションの排除に時間がかかってしまうからだ。

サブボーカリゼーションは既に我々の習慣のひとつになっており、習慣というものは、身につけるにも排除するにも、ある程度の時間を要する。昨今の科学的データに基づくと、最低でも66日の期間が必要だと言われている。

そんなわけなので、今回紹介した2つのステップを、最低でも66日間は続けてみてほしい。そうすること、先に挙げた好循環に入ることができるようになり、ストレスなく英語で情報収集できるようになるはずだ。

TEDクリス・アンダーソンに学ぶ、面白い文章を書くため4つのコツ

文章が冗長になって面白い文章が書けない。読み返すのさえ苦しくなってしまう。簡潔にそれでいて面白い文章を書くにはどうすればいいのか?

そんな悩みに対する解決の糸口が、TEDの主宰クリス・アンダーソンによるTED動画にあった。12年以上の間、何百人ものTED講演者たちの話を最前列で聞いてきたクリス氏。時には、本番に向けての準備を手伝うこともあるという。そんな彼だからこそ発見できた「TEDが素晴らしいスピーチを生む秘密」をその動画では共有してくれている。ここではトークについて言及しているが、ブログのような媒体でも考えを主張しているのは同じなので、とても参考になる。彼の言いたいことを一言に凝縮すると、次のように表すことができる。

www.ted.com

奇妙だけど美しいアイデアという贈り物を届けること。
a strange and beutiful idea

何だか当たり前なことを言っており、これを聞いただけだとガッカリしてしまいかねないが、その後で、面白いアイデアをうまく伝える方法を、イデア構築をする上で取り組むべき4つの指針とともに説明してくれている。

 1. 主要なアイデアは一つに絞ること

イデアというものは複雑なものであり、人に伝えるのはかなり難しい行為である。だからアイデアを人に伝えるときは1つだけに絞り込む必要がある。始めのほんのわずかな時間でアイデアを伝え、残りの時間を使って、主張した1つのアイデアを相手に理解してもらわなければならない。そのために背景を説明したり、例をあげたりしてアイデアを鮮明に描き出す。選んだ一つのアイデアがスピーチ全体を貫く根底となり、話すことのすべてがそこに繋がるようにすることが求められる。

 2.聞く人に関心を持つべき理由を与えること

しかしながら、いかに強いアイデアを持っていたとしても、聞く人に関心がなければそもそも聞いてもらえない。だからまずは話すことに関心を持ってもらわなければならない。関心を持ってもらう一番効率が良い方法は何か?好奇心を持ってもらうことだ。つまり最初に、聞き手(読み手)の好奇心を掻き立てればよい。そのためにはどうすればいいか?テンションを張るのだ。聞き手の頭の中に疑問を生み出すのだ。

 3.聴衆が既に理解している概念を使って1歩1歩アイデアを築いていくこと

イデアを絞り込んで、聞き手の好奇心も掻き立てることができたら、あとはアイデア一つずつ丁寧に伝えていけばいい。コツとしては聞き手が既に持っている概念を関連付けるための言葉やたとえを使うとよい。ただし自分の言葉ではなく、相手の言葉をつかう。クリス氏が挙げている一例がとても分かりやすかったのでそのまま使用させてもらう。サイエンス・ジャーナリストであるジェニファー・カーンはCRISPRというバイオテクノロジーのものすごい技術をこんな風に説明した。

「DNAのためのワープロが初めてできたようなものです。CRISPRを使うと、すごく簡単に遺伝情報のカット&ペーストができるんですよ。」

このような鮮やかな説明は頭の中にはまり込んだ時に満足感を伴うひらめきの瞬間をもたらす。 

4.アイデアはみんなに知らせる価値のあるものにすること

イデアを考えるにあたり、必ず考えなければならないことが「そのアイデアで恩恵を受けるのは誰か?」ということである。もしそのアイデアが自分や自分の組織にしか役立たないならみんなに知らせる価値はない。アイデアに誰かの心を明るくするとか、誰かの考え方を良い方に変えるとか、物事のやり方を変えるよう促す力があると思うなら、それは知らせる価値のあるものなのだ。

 

NYでライターをしている友だちも言っていた。ものを書くことの秘訣は、自分の興味のある分野にトピックを絞り、文章内にテンションを張る(疑問を持たせる)こと。そしてその緊張の糸をひとつ一つ解くようにに説明をしていけばいい。まさにクリス氏と同じことを言っているではないか。これを意識して文章を考えれば、少しは面白い話が書けるようになるんじゃなかろうか。

Nowhere to hide

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The Economist Sep 9th 2017のLeader記事。顔認識技術の話なのに、まるで関連なさそうなタイトル。The Economistのタイトルはこんな感じにひねりがあることが多い。まあそれが好きなところでもあるのだが。一方で、彼らはいつも副題で全てを語る。
Facial recognition is not just another technology. It will change society.
顔認識は単なるテクノロジーではなく、社会を変える力がある。どういうことなのかは、本文を読み進めれば分かるという構成になっている。いつ読んでも惚れ惚れする組立だ。
www.economist.com

顔認識の技術って?

「顔認識って指紋認証の顔面版。iPhone X(テン)に新しく採用される技術よな」くらいの認識だったのだが、どうやらそれだけではないらしい。顔認識の技術がどれくらいすごい技術なのかを説明するために、まず顔がどんな役割を持っているのかについて簡単に触れる。人の顔ってのは、自分たちが思っている以上に多くの情報が含まれている。喜怒哀楽はもちろん、緊張しているときや嘘をついているときも顔の表情で分かってしまうことが多い。今まではその判断ができるのは繊細な変化を見分けられる人間しかできなかったけど、それがコンピュータでも可能になってきている。実際、アメリカや中国、ヨーロッパで顔認識を応用したアプリが増えているという。ウェールズでは警察の捜査に使われている。
で、この人間の能力の置き換えとなりえる技術がコンピュータにも備わりつつあり、かつて人間の生活に多大なる変化を与えた、飛行機やインターネットと同じくらいの力を持っている。と、この記事では伝えられている。まだ情報を保管し、蓄え、分析する技術を安く速く活用するまでには至っていないが、それは時間の問題であり必ず訪れる。では、果たしてどのようにして社会を変えるのか?

 

プライバシーと公平性

まず真っ先に挙げられるのがプライバシー問題。顔認識の技術がますます進んでいくと、顔自体がIDとして機能する可能性が高い。似ている顔は存在しても全く同じではない、双子でさえよく見れば違いがある。つまり顔の持つ情報は唯一無二であり、だからこそIDとして機能するのだ。実際ロシアの顔認識を用いたSNSのサービス(VKontakte)では70%の正確性があるらしい。身近で言うと、国外旅行者にはこの技術は大いに役立つだろう。顔がID代わりになれば、パスポートを持ち歩く必要がなくなるからだ。ドライバーライセンスなんかも必要なくなるかもしれない。一方で、たとえば犯罪者たちはたまったもんじゃない。カメラに映ってしまった時点で、正体を突き止められてしまうから。それを証拠にアメリカではFBIがこの技術を重宝しているらしい。中国では国民すべてに政府発行の顔写真つき身分証明書を発行している。この場合、仮に中国政府がその情報と顔認識システムと連結させれば、顔を見ただけで、その人の個人情報が手に取るように分かるのだ。常に顔を隠すわけにはないので、そうなるとプライバシーなんてものはなくなる。スタンフォード大学の実験結果では、認識システムに顔写真を見せただけで、その人がゲイであるかどうかが分かるそうだ。しかもその正答率は人間より高い。(人は61%の正答率、システム は81%)

そうなってくると、この技術は差別を助長する可能性も大いに秘めていることとなる。今でも人種によって採用するかどうかを決める会社もある。(日本では想像しにくいけどね)そういった場面で、顔認証システムを使えば、大量に早くそれが処理できるわけ。だからそういう人たちにとってはめちゃくちゃ有効に使える。採用の場だけではなく、ナイトクラブなんかでもその技術を使って、この人は暴力的なのかどうかを判別するなんてこともできる。他国への入国とかもそうなっちゃうのかも。要するに、今まで見た目や人種に偏見を持っていた人にとっては、かなり楽なツールとして使える。

そういった問題にさっそく取り組んでいるのが欧州。欧州ではすでにいくつかのルールを作っており、来る顔認証時代に備えている。たとえば、顔認証システムを用いるのには当事者の同意が必要にするだとか、企業で使う場合は、顔認証システムのログを監査に見せなければならない仕組みを作る予定だとか。こういったプライバシーや公平性への取り組みは欧州がやはり早い。果たして日本ではこのような時代に対して考えてる人はいるのだろうか?

 

顔認証が広まる土壌

だがしかし、そういったルールを定めたとしても、この世界が顔認証システムが使いやすい土壌になる流れは止まらない。カメラの数は今後もますます増える一方であり、今のAIアルゴリズムを使えば変装さえも見破るという。それはつまり、どこにいても顔を判断されてしまうのだ。どこにいても誰かに自分の個人情報を知られてしまう恐れがあるということ。この流れに異議を唱えるGoogleなどの企業もあるがFacebook、Amason、MicrosoftApple、そして政府も技術採用に乗り気だ。インパクトのある企業が続々こういったサービスを生み出すとなるとやっぱり社会は変わっていくのだろう。

最後にちょっと面白くもあり、怖くもあった箇所にも触れていく。顔認証技術の発達によって、人々の関係性も変わっていくかもしれない。人のつながりって、日本だけじゃなく、どんな国でもある程度の本音と建て前がある。そして建て前が潤滑油となって人々のかかわりをスムーズにしてくれている。しかし顔認証システムを使えば、その建前に隠されている本音も読み取ることができるのだ。だから、あくびを我慢してる表情や、イライラを押さえている表情も相手にばれてしまうかもしれないのだ。まさに、Nowhere to hide。隠れるところがなくなってしまうということだ。

日本の喫茶店をサードウェーブに

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ブルーボトルコーヒーネスレに買収。ただの売り抜けではなくブルーボトルのCEOもそのまま残るようである。お互いのメリットを考えてみると、こんな感じだろう。

ブルーボトル側としては、資金繰りの心配がなくなるので、今後は新しい取り組みや、店舗拡大がやりやすくなる。ネスレ側は、ブルーボトル・ブランドを使って家庭用のコーヒー製品を作ることができる。それをうまくマーケティングして売るというわけだ。

ブルーボトルやるなぁ。と率直に思う。コーヒーの本質を楽しむ。という新しい流れ/市場を創ったからだ。サードウェーブ・コーヒーとして人気に火がついたブルーボトル、そんな彼らが日本の喫茶店にインスパイアして始めたのは周知である。だとしたら、日本にある喫茶店もサードウェーブの流れに乗れるのではないだろうか?

日本にある喫茶店のイメージは、味わい深いけど、どこか居心地悪いかんじ。もちろん常連さんになってその店のオーナーと知り合いになればそんなことは吹き飛ぶわけだか、一見さんの場合だとそもそも店に入りづらい。だったらそこを改善すればいいのではなかろうか。入りやすいたたずまいにして、店内では居心地の良い環境を備える。それでいて耳障りのよい音楽を鳴らして、接客対応が良いスタッフがサーブすれば、流行るのではないだろうか。

なんて考えてはみたけど、そんな店ってすでにたくさんありそう。結局そういう店と凌ぎを削らなければならないのである。世の中そんなに甘くはなさそうだ。

http://www.asahi.com/sp/articles/ASK9H2CHKK9HUHBI006.html 

good enough to eat

観光客だけでなく、NY住民にも話題の人気朝食店。
早起きをしてわざわざアッパーウェストまで行ってきた。
店内サービスの効率性は相変わらずのアメリカクオリティ(サーブが遅い)であるが、
料理の味、味のある木材の内装、フレンドリーなサービス、客のにぎわいが見事にマッチングしており、並んででも食べに来る価値はあるかなと。
繁華街からは遠く離れているものの、セントラルパークには歩いて行けるロケーションというのが、「日曜日の朝食」にピッタリ。

Barカウンターもあり、お酒も飲めるので、Dinnerにてしっぽりお酒を味わうのもなかなか良さそうなので、今度は夜に来たい。

goodenoughtoeat.com

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ニューヨーク滞在2年を経て考えたこと

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ニューヨークに来てから2年が過ぎた。渡米前に考えたやりたかったことリストはほぼチェックを入れることができた。スポーツだと、テニスのUS Open、MLBNBAやNHLの観戦は完了。ミュージカルやジャズ、音楽フェスにも行くことができたし、好きなバンドのライブにも行くことができた。観光がてら自由の女神ももちろん見た。ステーキやベーグルも食べた。

何もせずに過ぎて行った

一方で、居住者としてのニューヨークは何も経験できていないと感じる。街角で旅行ツアーの勧誘を受けることはなくなったし、短期間の旅行者では経験できないようなことはできているけど、それでも日本で暮らしていた高円寺のように行きつけの場所ができたわけでもなければ、現地アメリカのソウルメイトができたわけでもない。自宅からマンハッタンが電車で1時間行ったところにあるのもひとつの原因だろう。

海外で生活すること

外国に住んだからといって何も変わらない。日本にいた頃と同じ。2年間で知ったことや学んだことは確かにある。特にコミュニケーションの取り方は変わったと思う。日本にいる頃よりもはるかに具体的に表現するようになったし、逆に具体的なことを聞かないとムズムズするようになった。日本ではまず会ったことのない国の人と話すことで得られることも多い。コロンビア出身の子と「国は軍を持つべきかどうか」という話をしたのは面白かったし、フランス人と学校教育について話したことも興味深かった。でもこれは知見を広げただけであって、その瞬間から本質的な部分が変わったかというと、そんなことはない。

そういった知識や経験を手にしたとしても、普段の生活に変化はない。早起きできる人は早起きできるし、毎日コツコツ勉強する人は勉強するし、しない人はしない。行動力のある人は行動力があるし、ない人はない。それはどこにいても同じ。日本にいようが、アメリカにいようが、シンガポールにいようが、オーストラリアにいようが。

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やりたいことをやる

結局は自分が行動して変えていかなければならない。怖いことや恥ずかしいことに直面するだろうが、それでも勇気を持って行動しなければ。その行動の積み重ねがきっと本質的な部分も変えていくんだろう。美人のとなりに座れる人は、美人に告白した人だけなのである。やりたいことをやってる人は、やりたいことに挑戦した人だけなのである。

Beer at Pier

8/25 (Sat.)の仕事終わりに久しぶりにマンハッタンで飲んできた。
飲んだ場所が夏っぽさを感じさせてくれる素敵な場所やったんで、
とりあえずまとめておく。

Pier 66 Maritime
夏シーズン限定で登場。
ミッドタウンウエスト付近のハドソン川沿いにあるバージで
お酒やフードを楽しむことができる。
ここから眺めるサンセットも綺麗やったし、
バージ内の雰囲気もグランピングしてるみたいで良かった。
フードは大したことはないので、
どこかでお腹を満たしてから行くといい。

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