シマウマ de 考察

海外駐在5年目突入のリーマンが書くブログ。最近はThe Economistの記事を中心に書いてます。

日本の喫茶店をサードウェーブに

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ブルーボトルコーヒーネスレに買収。ただの売り抜けではなくブルーボトルのCEOもそのまま残るようである。お互いのメリットを考えてみると、こんな感じだろう。

ブルーボトル側としては、資金繰りの心配がなくなるので、今後は新しい取り組みや、店舗拡大がやりやすくなる。ネスレ側は、ブルーボトル・ブランドを使って家庭用のコーヒー製品を作ることができる。それをうまくマーケティングして売るというわけだ。

ブルーボトルやるなぁ。と率直に思う。コーヒーの本質を楽しむ。という新しい流れ/市場を創ったからだ。サードウェーブ・コーヒーとして人気に火がついたブルーボトル、そんな彼らが日本の喫茶店にインスパイアして始めたのは周知である。だとしたら、日本にある喫茶店もサードウェーブの流れに乗れるのではないだろうか?

日本にある喫茶店のイメージは、味わい深いけど、どこか居心地悪いかんじ。もちろん常連さんになってその店のオーナーと知り合いになればそんなことは吹き飛ぶわけだか、一見さんの場合だとそもそも店に入りづらい。だったらそこを改善すればいいのではなかろうか。入りやすいたたずまいにして、店内では居心地の良い環境を備える。それでいて耳障りのよい音楽を鳴らして、接客対応が良いスタッフがサーブすれば、流行るのではないだろうか。

なんて考えてはみたけど、そんな店ってすでにたくさんありそう。結局そういう店と凌ぎを削らなければならないのである。世の中そんなに甘くはなさそうだ。

http://www.asahi.com/sp/articles/ASK9H2CHKK9HUHBI006.html