シマウマ de 考察

海外駐在5年目突入のリーマンが書くブログ。最近はThe Economistの記事を中心に書いてます。

終わりと始まりの季節

4月です。企業や学校に属している方々だと今日から新しいシーズンを迎える人も多いのではないでしょうか。まだ企業に属している私も同様に本日から新しい年度の始まりになります。 始まりがあれば終わりもあるというのが世の常です。かくいう私も3/30に久々…

フックと本質的な価値

問題解決型デザインではないデザイン。スペキュラティブ・デザインの記事を前回書きました。 その記事では、ロンドンを拠点として活動している「Superflux」が紹介されている記事も紹介しています。 Superfluxが行った一つの活動に、自宅のWi-Fiを無料に解放…

「問い」を生み出す!スベキュラティブ・デザインとは?

デザインとは問題解決である。 僕は長らくこの考えを持っていました。もう少し詳しく言うと、デザインとは現状をよりよくするための問題解決をする行為であり、それを実現させるために具体的なものや仕組みを作り上げること。だと思ってました。 具体的な例…

玄関前に見知らぬゴミが捨てられていたら ~ 近所トラブルから当事者意識の重要性を学ぶ

日常のご近所トラブルから、当事者意識を持つ重要性を改めて感じた、というのが今回の話。会社を良くするためにはもちろん、近所付き合いや、家族内等、あらゆる組織・集まりにおいて、各々が当事者意識を持つことが、社会を良くするためには求められるので…

Airbnbの今後の展開が楽しみ

このブログでも紹介したAirbnbが200億ドル(日本円でいうおよそ2兆円)の資金調達ができそうな段階であるというニュースを目にして凄いなと思ったので。 Airbnbはユニークな宿泊施設を予約・掲載・発見できるソーシャルネットワーキングサービス。 一般の人…

これから利益の話をしよう 「ゲストハウス編」

ゲストハウスを運営したい。 けど、始めたとしてもうまく運営できるか不安。利益は出せるの?そもそも利益構造ってどうなっているの? というわけで、今回はゲストハウスを立ち上げたときに得られる利益がどれくらいなのかをシミレーションしてみたいと思い…

「自分のアタマで考えよう」にあるちきりんの思考プロセスを推測してみた

自分のアタマで考えよう 作者: ちきりん,良知高行 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2011/10/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 30人 クリック: 893回 この商品を含むブログ (156件) を見る 2011年に発売されたちきりん女史によって書かれ…

キャノン?ニコン?一眼レフカメラを買うときに持っておきたい2つの着目点

「一眼レフカメラの購入を考えているんですけど、キャノン?ニコン?どっちを買えばいいでしょうか?」 という質問をこの前受けました。 質問者であるミドリ(仮)は迷っています、どちらのメーカーわ選べばいいのかどうかを。 なぜ彼女は迷っているのか? …

アレハンドロ・アラヴェナの建築哲学とは?

デザインの持つ力 過去3回にわたって、チリの建築家、アレハンドロ・アラヴェナ氏のTED Talkを解説してきました。 私の建築哲学―コミュニティが参加するプロセスを アレハンドロ・アラヴェナ: 私の建築哲学―コミュニティが参加するプロセスを | Talk Video |…

デザインの統合する力で都市の環境問題を解決 アラヴェナ氏の3つ目の事例紹介

前回の投稿から引き続き、アラヴェナ氏の話第3弾。 チリの建築家、アレハンドロ・アラヴェナ氏はTED Talksで地球規模の問題に対する3つの取り組みについて話していました。 今回のテーマはTsunami(自然災害)について。 地震・津波の被害を受けた都市の復興…

地球規模の問題に対する建築・コミュニティデザインのアプローチを考えてみる アレハンドロ・アラヴェナのプロジェクト その2

前回の投稿から引き続き、アラヴェナ氏の話をしたいと思います。 チリの建築家、アレハンドロ・アラヴェナ氏はTED Talksで地球規模の問題に対する3つの取り組みについて話していました。 1. Cities(都市化)2. CO2(サステナビリティ)3. Tsunami(自然災害…

地球規模の問題に対する建築・コミュニティデザインのアプローチを考えてみる アレハンドロ・アラヴェナのプロジェクト その1

前回紹介させて頂いたイーロン・マスク氏の対談記事を通して、「デッカい視点でモノゴトを考えることも大事である」という感想を書きました。でも、地球規模の問題からモノゴトを考え出すと、そもそもがあまりにも大き過ぎて具体的なこと、自分の範囲内でで…

イーロン・マスク氏の大いなる夢を聞いて考えたこと

未来を変える男がいるという。 イーロン・マスク氏という南アフリカ共和国出身のアメリカの起業家である。 スティーブ・ジョブズ氏を超える人物とも言われており、2013年には米ニュース雑誌であるTIME誌で2010年「世界でもっとも影響力のある100人」の中で、…

なぜピラミッド構造を用いることで、わかりやすく伝えることができるのか?

前回、論理的であることの大切さについて論理的に語ってみるを書きましたが、今振り返るとあんまり論理的に書けてなかった。改めて自分の考えを論理的に伝えることって難しいなって実感。 そこでこの年末年始の休みを使って、論理的思考能力が身につくと言わ…

論理的であることの大切さについて論理的に語ってみる

ここ2週間ほどで3つの山に直面した。 1つは将来のプロジェクトのために越えるべき山1つは今の仕事で越えないといけない山もう1つは、将来のためでもあり、今の仕事のためにもなるので、どうにか越えたい山 それらの山を越えるために、共通で必要となったもの…

「問題解決型ミッション」と「新価値提案型ミッション」 その2

新価値提案型ミッションとは何なのか? イメージとしては、 「決して現状に不満があるわけではないが、この考え方、価値観を持つようになれば、今より満足度が上がるはずだ」。 要するに新しい価値観を提案して世の中をよりよくしたいというのが起点となって…

「問題解決型ミッション」と「新価値提案型ミッション」

ミッションをつくる道筋として、大きく分けて2つの型がある。 それらをここでは「問題解決型ミッション」と、「新価値提案型ミッション」と言うとする。今回は前者に対して具体例を挙げておさらいする。 「問題解決型ミッション」 問題解決型ミッションをは…

ミッションを掲げて行動にうつすことで、思いがけないインパクトを社会に与えることがある

タイトルにある通り、ミッション遂行→想定していないアウトプットが生まれる。 っていうことが起こるときがある。 先日紹介したAirbnbを例にとると、 彼らのミッションは 「旅行に対する人々の価値観を変える」 という自分たちの価値観の押し売り感があるも…

Airbnbに学ぶ「ミッションの作り方」

今回は「暮らすように旅をしよう」のキャッチフレーズに掲げるAirbnb Inc.のミッションを探る。 先日紹介した星野リゾートのように、ミッション等の言及をされている記事が見つからなかった。ということで、本日に関しては、Airbnbのミッション・ビジョンを…

星野リゾートから学ぶ「ミッションの作り方」

起業に向けてミッションを作りたいけど、どんなものをどういう風に作ればわからない。そんな人のために、今回はある企業のミッションを紐解くことで、具体的にどういう風に作っていけばいいのかを紹介していきたい。 今回参考にさせていただく企業は「星のリ…

まず踏むべき始めのステップ

まず最初に何をするべきか? モノゴトを始める上で具体的に何から手をつければいいんだろうか? まず行うべきは、「Missionの明確化」である。できれば明文化するほうがなお良し。あらゆることを始めるために必ず必要になってくるもの。 なんで必要なのかっ…

高円寺ゲストハウスプロジェクト始動

2014年秋、決めました。高円寺にゲストハウスを作ります。理由はシンプル、楽しそうだから。 自分なりの今後の計画をかなりざっくりと立ててみた。 Phase 1. ゲストハウスを作る→Phase 2. ゲストハウスを運営する→Phase 3. ゲストハウスをプラットフォームと…